スキマ時間をうまく使うことで、タスクを効率よく進めることができる。
この、「スキマ時間を使う」と一言で言っても、
使い方次第で、効果は変わってくる。
「やることが多すぎて、そもそもスキマ時間なんてない。」
このように、自分にはスキマ時間がないと決めつけて、
スキマ時間を見つけることを最初から諦めている人もいる。
「スキマ時間があることはわかったけど、ついついダラダラ過ごしたり、誘惑に負けてテレビやゲームに時間を潰してしまう。」
このように、スキマ時間は見つけられたけど、その時間をうまく使えてない人もいる。
「スキマ時間には、資格試験の勉強をしたり、読書をして知識を蓄えている。」
このように、スキマ時間を自己投資のために使ったりして、うまく活用できている人もいる。
ここで、スキマ時間がうまく使えている人は、さらに一歩進んだ、
「スキマ時間を作り出す」ということにもチャレンジするとよいかもしれない。
「どうにかして、3日後までにこの作業を終わらせなければならない。
だが、それに費やせるのは夜の1日1時間が限度で、
その時間内で完成させるのは難しい。
どうしたらいいか・・・?」
このように、時間が足りなくて危機迫る状況になった時、
時間を捻出することに本気で取り組むようになるのだ。
スキマ時間なんて全くないと思っていた、
朝の時間や通勤時間、昼休みや帰宅後の時間。
ありとあらゆる生活の場面を思い返し、
「本当にスキマ時間はつくれないのか?」と良い方法を考えるのである。
「時間」という空間を部屋に例えてイメージしてみよう。
帰宅後の時間は、「家事」「夕食」「入浴」「仕事の準備」「就寝」など、
たくさんのタスクでいっぱいである。
時間という部屋には、「タスク」という箱がたくさん置かれており、
全くのスキマがない状態である。
「スキマ時間を見つける」という意識だけでは、
この時点で「スキマ時間はないな」と諦めることだろう。
だが、本気で時間を捻出したいという意識だと、
「この箱は圧縮できないか?」
「この箱はあの箱の上に重ねられないか?」
「その箱は捨ててもいいのではないか?」
と、どうにかして部屋にスキマを作り出そうとするのである。・
こうして、本気でスキマ時間を作り出し、
できないと思っていた作業を期限内に完成させることができるのだ。
「スキマ時間を使う」を、もう少し掘り下げてみることで、
できないと思っていたことが、できるようになるのだ!!