マラソン大会で10キロ走った時に考えていたこと(体験談)


マラソン大会で10キロ走った。

スタートしてからゴールするまでの間、けっこうな時間があるが、ランナーの方々はどんなことを考えながら走っているのだろうか?

そこで、自分がマラソン大会で走っている最中に何を考えていたのか、1キロごとに紹介する。

ついにスタートだ。緊張するなぁ。

最初は周りにたくさんのランナーがいるから、思うようには速くは走れない。

なので、最初の1kmは練習の時よりもペースが落ちることがある。

もし1kim地点でタイムが遅くなったとしても、そこで動揺したり焦ったりしないようにしよう。

その時は、「マラソン大会本番での最初の1kmはこういうものだ。」と自分に言い聞かせて、1km超えてからペースを練習時に戻すようにしよう。

あれ?今走っているペースは、練習時よりも早いかな?

最初に飛ばしすぎると後半がきつくて失速してしまうから気を付けなければ。

500mあたり走ったら、一度腕時計を見て、現時点でキロ何分ペースなのか確認してみよう。

どれどれ?、・・・お!、ペースが目標よりもキロ20秒ほど早いな。

これは許容範囲ではあるが、ちょっとだけペースを落とそう。

ただ、ペースを落としすぎてタイムを遅くしないようには気をつけよう。

1km地点は、・・・、目標より15秒早いペース。

これなら良い感じだ。

前半は少し早いペースで、後半はふんばってペースを維持していきたい。

1km超えたら変にリラックスしてゆったり走ってしまい、2km地点でペースがキロ30秒くらい遅れることが過去に何回かあったから要注意だ。

最初の1kmと同じくらいのペースで走れることを意識しよう。

お!、3つ前にいる人が良いペースで走っているから、あの人についていけば目標ペースでいけそうだ。

2kmは、・・・良かった!

1km地点のペースと同じくらいだ。

とりあえず、このペースをキープして走ろう。

しかし、暑くなってきたなぁ。

スタートする前の待ち時間は寒かったのに。

マラソン大会本番は、体温調節や服装が本当に悩まされるなぁ。

3kmは、・・・ペース落ちたな。

目標ペースよりもキロ10秒遅いかぁ。

まぁ、1kmと2kmでは目標ペースより早くて少しは貯金があるから、

前半の5km地点で、全体でみて目標ペースになっていれば、ヨシとしよう。

1km~5kmの間で、だいたいペースが落ちるタイミングがあるから、これも想定どおりだなぁ。

4kmは、・・・あぁ、3km地点でのペースと同じくらいかぁ。

次の5kmで10kmの半分だから、ここはふんばってペースを上げて、前半は全体で目標ペースはいけるようにしたい。

急にペースを上げるときついから、無理なくちょっとだけペースを上げていこう。

5km!半分いった!

ペースは目標ペースか、少し早いペースでいけたみたいだ。

さぁ、後半だ。

自分の場合、5km~7kmの間でぐっとペースが落ちることがあるから、ここが正念場だな。

前半の時と同じペースで走っているつもりでも、前半の疲れがあるから、実際はペースが落ちていることもよくあるし。

ペースを落とさずにテンポよく走ろう!

どの地点でもテンポよく走るのが大事だけれど、特にこの区間は強く意識していこう。

地面を蹴る力、腕の振り方。

フォームは、・・・ちょっと気が緩んでいるかな?

今一度フォームを意識して走ろう。

6kmは、・・・目標ペースよりもキロ5秒ほど遅いだけだ。

これなら大丈夫だ。

スタート前にエネルギーをチャージした効果なのだろうか、まだ力強く走れるぞ!

練習時は、このあたりの区間では失速してしまいがちになるが、エネルギーチャージの力は絶大だな。

この区間はきついけれど、何とかペースをキープしておきたい。

7kmをいったら残り3キロだから、ゴールに向けてテンションも上がって走っていける。

だが、今はまだ残り4キロの段階だから、ゴール寄りというよりは、まだ中間ポイントという感覚だ。

だから、まだテンションも上がらないから、気持ちがダラダラしてしまいそうになる。

でも、今日は気持ちで負けていない。

力強く足を前に出すことができている。

あぁ、でもきついな。疲れが出ていて、ペースが落ちている気がする。

早いペースでの走りを意識して、それでどうにか目標ペースをキープできるかどうかといった具合だろう。

7km、・・・やっぱりペース落ちてたわ。

まぁ、仕方ない。

これでようやく残り3キロのところまで来た。

よし、ペースを少しずつ上げていこう。

ここでペースを維持しようとすると、これまで走った疲れがあるから、結果的にペースダウンしてタイムが遅くなるのは目に見えている。

まだ3kmあるから、そこまで大きくスピードアップするのは危険だな。

うん、このくらいのペースで一旦キープしておこう。

よし!8kmだ!

タイムは、・・・さっきよりも少しペースが早くなった!

この区間も同じくらいのペースを維持したい。

おぉ、あと2kmかぁ。

ラストスパートにはまだ早いが、まだペースアップできるだろうか?

よし、ペースアップだ。

・・・・・・・。

やっぱり少しペースを落とそう。

あのペースだとゴールまで持たなそうだ。

8km~9km区間の半分は越えたかな?

腕時計で確認してみるか?

今は、・・・8.7km地点かぁ。

あと1.3km。

残り1kmになったらラストスパートをかけようと思ったけれど、このタイミングでペース上げよう!

よし!いけ!

あと1km!

よし!ペースはさっきと同じくらい!

うぉおおお・・・・、あと1kmだぁ。

自分がペースを上げても他のランナーを抜かせないということは、

他のランナーもペースを上げているんだな!

そりゃ、あと1kmだもんなぁ。

誰だって、最後の力を振り絞ってペースを上げるよね!

このペース・・・、きつい。

ちょっとだけペースダウンしよう。

もう少し。もう少し。

あと何百mかな?

腕時計を見てみるか。

えっと、・・・あと500m!

よし!再びペースアップ!

500mといったら、いつもランニングをしているコースでいうと、あの地点からあの地点くらいまでの区間だな。

その区間を走っていることを想像して、ゴールまで突き抜けていこう!

少し前に5人くらいのランナーが走っているなぁ。

前のランナーを全員抜かしたいなぁ。

苦しい!抜かしたい!走るぞ!スピードアップ!

ペース上げすぎた。うぅ、ちょっと呼吸を整えながら走ろう。

あと300m!

速く走ろうとばかり意識すると、フォームが崩れてしまい、かえってペースが遅くなってしまう。

そうならないように、フォームを意識!意識!

きれいなフォームで、テンポは速く!

お!ゴールが見えてきた。

よし!飛ばせー!

練習では、ランニング直後の走り込みもやってきたから、ラストスパートの全力疾走はできるはず!

速く!もっと速く!

10mくらい前にいるランナー、追いつくか?抜かせるか?

ぐわぁあああー、いっけー!

いけ・・・る!抜かした!

ゴール!!

ハァ・・・、ハァ・・・・。

タイムは・・・?

やった!目標タイムを切れた。

前半も後半も、そこまで失速する区間がなくて良かった。

マラソン大会で10km走った時に、1kmごとに何を考えながら走っていたかを紹介した。

ふりかえってみると、「目標タイムよりも早くゴールするにはどうしたらいいか?」を常に考えていた。

そして、1kmごとに考えていることは微妙に変化していった。

時にはペースを落とさずキープするために、時にはペースを上げるために、今の体の状態や気持ちをできるだけ客観視して、自分の経験と勘を頼りにベストと思える走りになるように考えていたのだった。

人間だから、走っている途中に気持ちが浮き沈みしたり、苦しさやきついと感じることもある。

だからこそ、そんな自分に負けないように、ベストを尽くせるように自分で自分を鼓舞していったのだと思う。

これがマラソンのおもしろいところでもあると思った。


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