ランニングで長い距離を全力で走ると、呼吸が苦しくなって体力的に厳しく感じる。
普段は3キロをキロ5分のペースで走っている人が、1キロだけ全力走をしてみる。
結果は、1キロを4分30秒で走れたとする。
心臓に大きな負担がかかり、苦しい思いをするのだが、この経験が普段のランニングに良い影響が出てくる。
日によっては、外に出てランニングする気になれない時もある。
そんな時、全力走をした時のことを思い出してみよう。
「全力でキロ4分30秒で走ったが、今日は普段どおりのキロ5分のペースで走ろう。全力走に比べたら、気持ちを楽に走れそうだ。」
全力走よりも、1キロあたり30秒の余裕ができるため、それが心の余裕に繋がっていく。
ランニングで一度辛い経験をすることで、普段は気楽に走っていられる。
人生においては敢えて辛い経験をしなくてもよいとは思うが、ランニングであればチャレンジするのもいいかもしれない。

