マラソン大会に向けて練習する。
本番に10キロ走るのであれば、本番を想定して10キロを走ってみる。
自分がどのくらいのタイムで10キロを走れるかがわかり、「本番は〇〇分以内にゴールしたい」と目標が定まってくる。
こうして迎えたマラソン大会当日。
本番は練習のとおりいかないこともある。
・スタート直後は多くのランナーで混雑しているため、しばらくは自分のペースで走れない。
・練習で走ったコースとちがい、本番のコースはアップダウンや急カーブがあって減速してしまう。
・暑さや雨、向かい風などの悪天候で体力の消耗が激しくなる。
このように、本番ならでは大変さがあり、逆にそれが面白いところでもある。
そして、本番は練習よりも好タイムを出せることもよくある。
それは、マラソン大会というのは、たくさんのランナーと一斉にゴールに向かって走っていく環境が自分のパフォーマンスをより高めてくれるからだと考える。
スタートしてからゴールするまでに、息が切れて苦しく減速したくなる場面が何度もある。
ただ、本番では周りにたくさんのランナーがいて、きっと自分と同じくきついと感じているはずである。
それでも自分の力を最大限には発揮してゴールに向かって走っていくランナーたち。
その姿を見て、そんなランナーたちに囲まれている自分の状況から、「自分も頑張らなくては!」という気持ちが込み上げてくる。
1人での練習ではこんなに速く走れなかっただろうペースを、マラソン大会本場では歯を食いしばりながらも走れたりする。
そしてゴールしてみると、自己記録を更新できることもよくある。
もし練習の時と同じくらいのタイムだったり、それよりも遅かったとしても、難コースや悪天候の割にはいつもよりも速く走れたと実感できることも。
マラソン大会本場は自分の力を発揮しやすい。
マラソン大会会場はパワースポットでもあるのだ。
自分の可能性を高めるため、自己成長していくため、
ランニングするだけでなく、マラソン大会にエントリーするのもいいかもしれない。