マラソンで10キロ45分以内にゴールしたくて、タイムを気にしながら走っている。
折り返し地点で26分経過。
ヤバイ・・・。このままでは45分に間に合わない。
残り2キロのところで37分経過。
あと8分で2キロは相当厳しい・・・。
こうして、ゴールした時、タイムは48分だった。
タイムを気にはしていたが、自分の気分やタイミングで時計を見ており、気づいた時には、このペースでは間に合わないことに。
この場合、マラソンの実力をさらにつけるとともに、短く区切って全体のペースを把握することを意識するのも大切である。
例えば、1キロごとに計測するようにする。
1キロ目、4分20秒。
2キロ目、4分40秒。(累計9分00秒)
3キロ目、4分50秒。(累計13分50秒)
こうすると、3キロ目の時点で、「キロ4分30秒をキープしたいのに20秒遅れている!」と気づくことができる。
そして、「これから20秒を挽回して10キロ45分でゴールするために、4キロ目と5キロ目はそれぞれ4分20秒を目指そう!」と具体的な計画が立てられるのだ。
1キロごとという短く区切って、その都度タイムを計測する。
そのことで頻繁に今まで走ったペースの評価と、これからのペースの計画がより具体的に考えることができるのだ。
全体の目標である「10キロ45分」というペースで走れるように、1キロごとに軌道修正していく。
短く区切って、全体を見る。
今までぼんやりとしか見えていなかったものが、よく見えて考えられるようになり、目標を達成させるために力強く進めることができるだろう!!