暑くなっていくと、庭の雑草はたくましく成長していく。
より高く、より広がり、より大きく、より強く、より固くなっていくのだ。
だからこそ、こまめな草むしりが必要になるのだが、どうも気が乗らないという人もいるだろう。
気持ち次第なところもあるが、そもそも草むしりをする時間がなくてできない人もいる。
草むしりの時間がない時、どうすればいいのだろうか?
まず、「庭の状況を下見する」。
「庭を下見」って変わった表現に思えるかもしれないが、草むしりをする上で大切なことである。
ふと庭に出て、今日の庭はどんな様子だったのかを眺めるのだ。
すると、
「こんなところに大きな雑草が育っている!」
「ここのエリアは時期に雑草だらけになりそうだね・・・。」
と、いろんな発見があるだろう。
下見することで、草むしりをするための具体的な戦略が見えてきて、先延ばしにするとヤバいという危機感を持つようになる。
そうすれば、「時間がない!」なんて言ってられなくなり、どうにかして草むしりをするように意識が変わっていくのだ。
それから、「ついでのざっくり雑草抜きをする」。
下見の時でもいいが、「草むしりしよう!」という段階の前に、ちょっとだけ雑草をむしっておくのである。
際立って高くなった雑草だけを抜いたり、とりあえず靴で踏んでおいたり、そのくらいの程度でいい。
大事なのは、「何も始めていない状態」から「ちょっとでも始めている状態」にすることである。
何も始めていないと、始めることへの負荷が大きくなり、最初の1歩を踏み出せないことがある。
だが、ちょっとでも始まっていれば、人はそれを再開してやっていきたいと少なからず思うものだ。
「始めるか・・・。」よりも、「この前の続きをやろう!」の方が、とっつきやすいところがある。
草むしりは放っておくとどんどん雑草が伸びてしまい、余計に作業が大変になってしまう。
一気にできればそれに越したことはないのだが、そうもいかないこともある。
だから、段階別に分けてすることで、動き出しやすくしていこう。
「下見」「ついでのざっくり雑草抜き」「その続き」というように考えれば、草むしりというタスクはハードルを下げて取りかかることができるだろう!!