失うのが怖いと動けない


今の状況がどんなに待遇が悪くても、

新しいところに移ることができない。

それは、「失うのが怖いから」である。

もし、新しいもっと良い待遇のところに移ろうとして、

今あるところを飛び出したら、

今あるところを失ってしまう。

新しいところが手に入るかわからないのに、

もし手に入らなければ、

今あるところを失っただけである。

それは怖い。

これからどうしていいかわからない。

そう思うと、どんなに待遇が悪くても、

我慢して今あるところにしがみついているしかない。

絶対に新しいところが手に入るという保障があれば、

新しいところに移るのだが、

そんな都合の良い状況はいつまで経ってもやってこない。

「失うのが怖い」というところは同じである。

違うのは、この何年か先、何十年か先を、具体的に想像しながら、

とるべき行動を定めようとしているところである。

今あるところは待遇が悪くて、このまま改善される見込みもない。

もし何年か先、何十年か先、今あるところに居続けたらどうなるのか?

それを想像した時、そっちの方が怖いなって思う。

今あるところを失うのは怖いけれど、それは今の話で、

長い目で見れば、それは短い出来事となるだろう。

今あるところを失う気持ちでやらないと、

新しいところに移ろうとする気力もきっかけも失ってしまう。

どういう結果になるかはわからないが、

少なくても待遇の悪い今あるところからは脱出することができる。

もともと、今あるところだって、どうにかこうにか手に入れたんだし、

新しいところだって、どうにかこうにか手に入れるための

能力も経験もあるのだ。

「失うのが怖い」から、結局 何が怖いと思うのか。

怖くても動ける考え方がそこにはあるのだ!


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