つい最近まで、日中は夏のように暑かった。
真夏ほどの暑さではなかったが、
それでも薄着でいられたくらいであった。
夏が終わっても、
暑さが残っている。
そう。
「残暑」である。
ところで、
「残暑」とは言うけれど、
「残寒」って言葉は、あまり使わない。
冬が終わっても寒さが残っている状態って、
3月のイメージがあるが、
年度末の忙しさや新年度への期待感など、
寒さよりも「春に馳せる気持ち」に
残暑や残寒があるのなら、
心を奪われているからかもしれない。
「残暖」や「残涼」があってもよい気がする。
気候以外にも、
嬉しい気持ちが残る「残嬉」とかはいかがだろうか?
例えば、
日曜日に友達と楽しく遊んだ翌日、
月曜日の会社でも、
「昨日は楽しかったなぁー。」
って、嬉しい気持ちが残っていて、
月曜日の沈みがちな心を和らげてくれる。
あらゆる出来事に対して、
気持ちが残ることで、
「悪い気持ちを引きずる」のか、
「余韻として良い気持ちを継続させる」のか、
残暑のように、
残る気持ちは、
自分の中でうまく付き合っていきたいものだ。