砂場で棒倒しをして遊んだことはあるだろうか?
砂で山をつくり、
そのてっぺんに木の枝などの棒を立てる。
順番に両手で山を崩していき、
棒を倒してしまったら負けの遊びである。
この時、一気に山を崩そうとすると、
あと何回かで棒が倒れるだろう。
逆に、みんながちょっとずつ崩していけば、
なかなか棒は倒れずに長期戦になるだろう。
山を大きく崩すと、
状況がダイナミックに変わり、
崩し甲斐があるかもしれない。
逆に、ちょっとずつ崩していると、
あまり変化を感じられず、
おもしろみに欠けるかもしれない。
ところで、
この山を、
「続けたいこと」
と置き換えたらどうだろうか?
例えば、
簿記の資格をとりたくて、
勉強を続けたいとする。
山を大きく崩すように、
最初からいきなり何時間も勉強したり、
1日に数十ページやるような
無理な計画を立てる。
すると、数日のうちに棒は倒れてしまい、
心が折れることがある。
山を少しずつ崩すように、
1日15分とか、
1日2ページだけとか、
無理のない範囲でちょっとずつやる。
1日の達成感はあまり感じられないかもしれないが、
棒は安定したまま何日も続けていけることがある。
大きく崩してもいいし、
ちょっとずつ崩してもいいが、
棒という心の軸を保ったまま、
それを続けていける自分の適量を見極めて、
実行していこう!!