異動して初めての職場は不安だらけなのは無理ない。
少しでも落ち着いて、
心穏やかにお仕事をするには、
どうすればいいのだろうか?
それは、
「不安に感じる原因は何か整理すること」
「原因を解消する方法を考えて実践すること」
この2つが大切である。
1、どんな不安があるのか?
自分が考える、異動して不安に思うことは次のとおりである。
①仕事がよくわからない。
②周りの人に聞いたり相談しづらい。
③同僚や上司に苦手なタイプがいる。
➀仕事がよくわからない。
新しい部署で自分が担当する仕事があるが、
実際に受け持ってみるとわからないことだらけである。
引継ぎをしていたとしても、
実際にやってみると、
たくさんのつまづきがある。
その仕事そのものの趣旨もよくわかっていないが、
目の前の仕事を処理しなくてはならない。
どのくらいで終わるものなのか時間が読めず、
他にも担当している仕事をいくつか
同時並行で進めなくてはならず、
不安になってしまうのである。
➁周りの人に聞いたり相談しづらい。
新しい仕事に加えて、
周りの同僚も新しいメンバーになる。
聞きづらい雰囲気があったり、
何を聞いていいのかすらわからなくて、
1人で抱えこんでしまいがちである。
➂同僚や上司に苦手なタイプがいる。
「この人はこういう人だな。」
と、相手の印象を受けるのに、
第一印象の影響力は強い。
「あの人、厳しそうだな。」
「あの上司は相談しづらそうだな。」
このように苦手なタイプがいるということで、
新しい人間関係が不安になる。
2、原因別に対処法を考えて
実践してみよう!
異動した後の不安は、
どんなものなのかを整理する。
その上で、どうすれば解消できるか、
対処法を考えてみよう。
①仕事がよくわからない。
周りの人、引き継いでくれた人、
引継書、前回のデータや資料。
「人」と「モノ」、
頼れるものに頼ってみよう。
担当ではない人でも、
周りに聞いてみれば、
わかってくるかもしれない。
また、回数を重ねれば慣れていくものだから、
不安になりそうになったら、
「今日はこのことがわかった!」
と、できたことに自分を褒めて、
気負わずにやっていこう。
②周りの人に聞いたり相談しづらい。
最初はわからなくても当然なのだから、
「人に訊いて教えてもらうことも仕事のうち」
と思えば、
いくらか聞く勇気が湧いてくるだろう。
人に聞くことで、
難しいと思っていた仕事が
実はすぐ終わるものだったということもある。
また、挨拶の後に、
「異動したばかりなので緊張してます。」
とか一言加えるだけでも、
そこから人間関係が円滑になれば、
人に聞きやすくなるだろう。
また、「あの人は担当ではないから。」
と諦めるのではなく、
聞いてみることで、解決したり、
詳しい人へ聞ける橋渡しをしてくれることもある。
③同僚や上司に苦手なタイプがいる。
人間関係が100%良好ということはまずないので、
「6~7割くらい良かったら良しとする。」
くらいの気持ちでいよう。
会社という組織だから、
いろんな人がいる。
自分が苦手と思う人もいる。
これから仕事をするのに、
人間関係で苦しまないようにしたいものである。
そこで、異動直後の最初の頃に、
しっかり挨拶や心遣いを忘れずに行い、
こちらから良好な関係を働きかけることで、
たとえ苦手なタイプの人でも、
仕事上はさほど支障なくやりとりできるかもしれない。
さいごに
異動での不安にはどんなものがあり、
どのように対処すればよいかを述べた。
漠然と「不安だ!」と思っていても、
なかなか解消されないかもしれない。
自分の気持ちを紙に書いて整理すると、
どうすればいいか見えてきて、
安心に繋がることもある。
異動での不安も、
「どうして不安なのか?」
と整理することで、
より安心に近づいた状態で、
その職場に慣れていきたいものである。