心療内科の通院で、自分の生き方を考えていこう!

診察室

自分の人生を自分で決めていく!




この記事を読むとわかること

・「心療内科」と聞くと、

「心身に限界がきて、ドクターストップがかかり、
休職するために診断書を書いてもらうところ」

というイメージを持つことがある。


・だが、診断書は病休をとるため以外にも、
診断書を書いてもらうこともある。

・「心療内科を通院しており、
このような診断をしている」のような、
通院内容についての事実確認として
診断書を書いてもらえることもある。


・心療内科でお医者さんに全任せではなく、
自分の意志でこちらからも提案し、
心身の健康を守っていこう。


1、心療内科のイメージは?

仕事で心が病んでしまった時など、
心療内科を受診する。


心療内科と聞くと、
次のようなイメージを
持つ人もいるかもしれない。




・仕事で心が病み、身体にも影響が出て、
生活に支障が出ている。
      ↓
・仕事に行くことができず、
限界がきてしまう。
      ↓
・どうしていいかわからず、
心療内科を受診する。
      ↓
・すると、お医者さんから、
「今すぐ休職し、療養に専念しなさい。」
と、ドクターストップがかかる。
      ↓
・その場で診断書を書いてもらう。
      ↓
・診断書を会社に直接持っていくか
郵送し、しばらく仕事を休んで療養する。




実際に、このような流れで、
心療内科に通って休職する場合もある。


だが、心療内科は休職する以外でも、
さまざまな理由で多くの人が通っている。




2、心療内科に通う理由

自分の場合、自分の心身の健康に問題があるかどうか
確認したくて心療内科を通院した。


心が病むと、自分の視野が狭くなり、
冷静な判断ができなくなることがある。

自分の状態がどうなのか、
客観的に見れなくなることだってある。



心療内科を受診することで、

「ドクターストップがかかるくらい深刻なのか?」
「何か良い対策、相談機関はあるのか?」
「今後、どのように対策していけばいいのか?」

このようなことがわかり、
心療内科に行って良かった。



心身の限界が来る前に、
心療内科を通い、
「また心が辛くなったら、
この病院の、あの先生に診てもらえれば安心だ。」

そう思えるようになれば、
もしもの時に安心して受診できる。

また、「通院するまでもないかな?」
と迷う時でも、
一度かかったことのある病院なら
敷居が低くなり、
通院したい時にちゃんと通院ができるのだ。





3、心療内科に通って、
今後の生活を自分の意志で
考えて選んでいく。

あまりにも深刻化している場合は、
ドクターストップがかかり、
休職のため診断書を
書いてもらえることもある。




ただ、そうではない場合もある。




お医者さんは、患者さんの話を聴いて、
患者さんの心身の状態や職場環境、
家族構成や患者さんの性格など、

あらゆる面を熟慮する。

そして、患者さんとともに、
どうすれば、心身の不調を改善できるのか、
ともに探っていくのだ。


話を聴いてもらえて、
セルフケアをする術を知り、
それで改善することもある。


または、薬を服用し、
今後も通院して様子を見ることもある。



いずれにしても、
お医者さんに話を聴いてもらい、
先生がいくつか対策を提案してもらえることもある。

その中で、どうしていくかは、
自分の意志を持って選んでいかなくてはならない。



通院前は、視野が狭くなり、
正しい判断ができないかもしれない。


でも、心療内科に通うことで、
自身を客観的に見ることができ、
いろいろな対策を知ることができる。


こうして、選択肢が広がり、
冷静な判断ができるようになる。


その結果、一時的なものであるため服用して
凌ぐのが、その人にとって最適な方法かもしれない。


または、しばらく休職したいと話し、
お医者さんが了承して診断書を書いてもらう。
こうして休職するのが最適なのかもしれない。


いずれにしても、あなたの人生を、
お医者さんが決めることはできない

提案することはできるかもしれないが、
どうするかを選び、
決断するのはあなた自身なのである。




「心療内科に何度も通院しているが、
少し話をして薬もらうだけで改善しない!」

このように不満に思っている人もいると聞く。


でも、それでは、
「お医者さんが何とかしてくれるから、
全部言うとおりにしていれば改善する。」

このように、自分の意志を持たないと、
いつまで経っても改善しないかもしれない。


薬を服用しても、
自分の心身の健康を守るための今後の生活を
選んでいかなければ、
根本的な解決にならないことがよくあるからである。



例えば、虫歯ができて歯医者さんに行ったら、
治療をして改善できるだろう。


でも、心療内科では、
どの状態が心身の健康を回復させられるかは、
人それぞれであるため、
自分でも改善していこうという
意志と決断が必要
なのである。





4、診断書は休職のため
とは限らない。

心を病んでいるのが職場が原因であり、
早急に職場から離れる必要がある場合、

お医者さんが、休職が必要であるという診断書を
書いてくれることがある。



ちなみに、診断書は休職するため以外にも、
書いてもらえることがある。



例えば、休職から復帰する場合、
復帰直後から長時間労働をすると、
心身がまた悪化する恐れがある。

なので、復帰からしばらくは、
残業をすることは困難であるという診断書を
書いてもらう。



また、職場に自分の心身の不調の深刻さを伝えるためや、
異動希望をするための客観的事実になる資料として、
心療内科に通院してこのような診断をしているという診断書を
書いてもらう。



いずれにしても、
診断書を書いてもらえることで、
職場で自分を守ることに繋がることがあるのなら、
お医者さんに診断書を
書いてもらえないかお願いしてみよう


ちゃんと理由を伝え、事実に基づいたことであれば、
診断書を書いてもらえるかもしれない。


心療内科での通院は、どうすれば改善できるか、
患者さん自身も考えて提案していくのが、
回復への近道かもしれない。





さいごに

今の部署が辛くて、一刻も早く異動したいのに、
会社が今すぐの異動を認めてくれない。


これは、心療内科の力を持っても、
異動することはできないだろう。


お医者さんに、「異動することが必要」
のような診断書を書いてもらえないか?

とお願いしたことがあったが、
それはできないそうだ。


あくまでも、診断した結果について記載する診断書なので、
「異動が必要だ!」のような働きかけはできない。


通院していて、このような状態であるといった、
通院記録を書くに留めた診断書なら書けると話してくれた。



そのような診断書を持って、
会社に異動を交渉するのも1つの手ではあると思う。



言えることは、心療内科では、
会社の体系を変えることはできない。


でも、患者さんの心身の健康を守るために、
あらゆる方法を話したり提案することはできる。



「心療内科に通ったら、逃げである。」
みたいなことを言う人もいるが、
そんなことはないと思う

心療内科に通うという判断をし、
行動に移すことができた自分を褒めてあげよう。


そして、心療内科の通うことで、
冷静な判断力と本来の自分を取り戻し、
自分の意志で自分の心身の健康を守っていく
のだ。




ストレス社会と言われるが、
ストレスから自分を守る力を
日頃から養っていきたい。





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