前任者からの引継ぎで、たくさんのセルに複雑な計算式を入れているエクセルがあったとする。
このエクセルを使って最新版の統計をつくる時、まずはこのエクセルのしくみを理解する必要があるだろう。
「このセルにある数字は、どこのシートのどのセルを反映させているのだろうか?」
「どのような条件で集計しているのだろうか?」
そういったものを、セルに入れられた計算式を確認しながらひも解いていく。
試しにセルの数値を変えてみて、他のセルが反映されるか、求めている集計ができているかなど、検算をする必要もあるかもしれない。
もしこの研究を30分やったとしても、「最新盤の統計をつくる」という作業自体は一歩も進んでいない。
そのため、焦ってしまい、研究している場合ではないと思ってしまうことも。
しかし、エクセルのしくみを理解しないと統計はつくれない。
仮に勢いでつくったとしても、ミスに気がつかずにやり直しとなり、かえって多くの時間と手間がかかってしまうかもしれない。
そんな時は、「研究の時間も仕事の時間!」と自分に言い聞かせて、腰を据えて研究していこう。
たとえ作業自体は全く進んでなくても、その作業を進めるために研究は必要で重要な仕事なのだ。
作業をして、時には研究をして、良い仕事をしていこう!!