1本の電話に
待ち構えている詐欺
テレビ番組で、
詐欺の被害に遭われた方の再現VTRを目にすることがある。
ある日、家にいると電話が鳴り、
受話器をとる。
この時、ナレーションの人が、
「この1本の電話が、〇〇さんの人生を大きく狂わせることとなる。」
のように話される。
このような展開とナレーションの話のパターンを、
何回もテレビで見たことがある。
これを見るたびに、
「あぁ。この1本の電話に出なかったら、被害に遭わなくてすんだのだな。」
と、怖い気持ちになっていた。
詐欺に遭わないように知識をつけることが大切である。
自分はFP3級を取得しているが、
税金や保険、資産運用や家計管理など、
もっといろいろなことを学びたいと思った。
そうやって知識をつけていくと、
わかってきたことがある。
詐欺と言われるものは、
・一般的な相場からかけ離れていたり、
・しくみが成り立たないものだったり、
・都合の悪いところは隠されていたり、
そのような特徴がある。
知識があれば、
「あれっ、これっておかしいのでは?」
と気づくようになるのである。
逆に知らないと、
「そういうものなのかな?」
と、相手のペースに巻き込まれて、
気が付いたら騙されてしまうケースがあるのだ。
詐欺に遭わないためには、「1本の電話」よりも
根本的な予防をすること!
記事の冒頭で、
1本の電話に出たばかりに詐欺に遭った事例について述べた。
この1本の電話に出なかったら、詐欺に遭わなかったことだろう。
ただ、いつの時代も詐欺は横行しており、
あの手この手でお金を奪おうとしてくる。
電話に出ないことで詐欺に遭うリスクが軽減できるのも事実である。
それだけでなく、
詐欺に遭わないために知識をつけることが大切である。
電話以外にも、多様な詐欺が漂っているからである。
1本の電話に出たか出ないよりも、
根本的な予防をしていくこと。
詐欺の種類も膨大で、巧妙さを増してくる現代で、
勉強して知識をつけることは必須スキルとも言えるだろう。