1人の時は気にも留めないのに、
人がいる時は気になって、
思ったように行動できない時もある。
歩いていて靴紐がほどけた時、
立ち止まって靴ひもを結ぶだろう。
1人の時は、何のためらいもなく、
靴ひもを結ぶのだが、
人がいる時は、靴ひもを結ぶのが、
何だかやりづらく感じてしまうかもしれない。
後方から他の人が歩いていたら、
道の妨げにならない場所まで移動してから、
靴ひもを結ぶ時もある。
誰かと同行していたら、
自分の都合で立ち止まることが悪いと感じたり、
その場の空気を乱してしまうような気がしたり、
なかなか立ち止まれない時もある。
この現象は、
靴ひもに限った話ではない。
例えば、今やっている仕事を辞めて、
自分のやりたい仕事へ転職したいとする。
転職活動をするために、
その場にしばらく立ち止まりたい。
でも、自分を取り巻くたくさんの人の存在が、
そうさせてくれない。
周りの評価とか、
責任感とか、
世間体とか、
固定概念とか、
立ち止まることで、
何か罪悪感のようなものを
感じてしまい、
自分の意志を貫くことができないでいる。
別に、立ち止まりたければ、
立ち止まれるはずである。
誰かに、「立ち止まるな!」と
言われてわけではないのだから。
だとしても、
立ち止まりたい時に、
どのような状況でもすぐに立ち止まれる人は
そう多くはないだろう。
自分の意志を強く持って、
明確なビジョンがあって、
揺るぎない自分軸があって。
このように、「自分」をしっかり持てることで、
立ち止まる勇気を持てる。
靴ひもがほどけたら、
その場で立ち止まる勇気を持とう!
人生に対しても、
立ち止まる勇気を持とう!