※この記事は前編です。
※後編はこちら。
異動直後の体験談
皆さんは、異動して部署が変わった時、
どのような心境だろうか。
心機一転、新鮮な気持ちで取り組める人もいるだろう。
環境が変わり、慣れない仕事で、
不安でいっぱいの人もいるだろう。
この記事では、
自分が新しい部署で、
仕事をうまく処理できず、
心が詰んだ体験談を述べていく。
また、そこから、
どう立ち直ったかについても述べていく。
ちょっとずつ焦りが募っていく・・・。
4月に部署が変わり、
どちらかというと、
不安よりもワクワクな気持ちが大きかった。
そんな気持ちで異動初日に臨んだ。
異動した部署では、
当たり前かもしれないが、
わからないことだらけであった。
このことは想定内ではあった。
最初はうまくできなくても、
慣れていく、
数をこなしていくことで、
スムーズに仕事が進めていければいい、
そう思っていた。
だが、初めてだったり馴染みのない仕事が多く、
ちょっとずつ焦りを感じていった。
解消されず溜まる一方の仕事・・・。
前任者が同じ会社におらず、
1人担当ということもあり、
同じ係の人に訊いてもわからないことが多かった。
時間が経つにつれて、
やるべき仕事は増えていくが、
それらを終わらせることができず、
仕事は増えていく一方である。
・どのようにして進めればいいのか?
・いつまでにやればいいのか?
・どういう内容なのか?
今となってみれば大したことのないものでも、
その当時は、
「得体の知れぬ大きな仕事」に見えたのだ。
やるタスクが増えれば増えるほど、
何から手をつけていいのか組み立てることができなくなり、
不安が膨張していく一方であった。
異動後3日目に仕事を休んだ・・・。
異動して1日が経ち、
2日が経った。
何とか仕事を進めていこうと必死だったが、
その努力は虚しく、
急いでやらなければならないもので
頭が埋め尽くされてしまった。
家に帰っても仕事の不安で頭がいっぱいになり、
夜に寝付けなくなってしまった。
そんなこんなで、異動して3日目の朝。
(3日目も何とかやっていこう。)
そう思って布団に入り、
なかなか寝付けられない夜を過ごし、
朝になった。
起きる時間になり、
いつものスマホのアラームが鳴ると、
「何とかやっていこう」と思ってたのに、
極度の不安や緊張で、
心臓が激しくドキドキしていった。
アラームが鳴って、
いよいよ仕事に行くために動き出さないとならないと思って、
体がパニックを起こしたようだった。
とても仕事に行ける状態ではなく、
仕事を休むことにした。
上司に報告し、心療内科に行った。
仕事を休むことを会社に連絡するのだが、
「体調が悪いので休みます。」
だけでは、
根本的な解決にならないと思った。
今の状況を知ってもらうために、
上司に直接伝えることにした。
今の自分の状況は、
職場に行くのが嫌なのではなくて、
慣れない仕事が詰んでしまって苦しいのだ。
だから今日、職場に行くだけはできる。
始業時間が始まる前に、
出勤する上司に声をかけて、
今の状況を伝えた。
・精神的にキツく、動悸がするので今日仕事を休みたい。
・慣れない仕事が溜まってしまい辛い。
・今日は心療内科に行ってくる。
この3つを伝えた。
心療内科に行くほど、
自分の中で深刻な状況だと上司に直接伝えることで、
良い改善策が見つかるかもしれない。
自分で解決していくにしても、
もし、上司がサポートしてくれたら、
良い方向に行くかもしれない。
上司からは後日、
「体調が悪いのだから無理して職場に来なくても、
電話で休む連絡もらえればいいんだよ。」
って言ってくれたが、
自分としては、直接伝えられたから良かったと、
当時を振り返ってそう思っている。
心療内科で話を聞いてもらい、
「初めての部署はわからないことだらけで
うまく仕事を進められなくて当然だから、
落ち着いてやっていけばいいよ。」
と、言ってもらえた。
たしかにそのとおりなのだが、
お医者さんからこう話してもらうことで、
自分の状況を客観的に見ることが少しできた。
そして、薬が処方され、
しばらく薬を飲んで様子を見ることにした。
(後編に続く)
※後編はこちら。