問題に対してどう対処するか見極めよう!
1、問題を「解決する」。
2、問題から「逃げる」。
3、問題を受け入れて「留まる」。
目次
この記事を読むとわかること
問題が起こった時、先延ばしにせずに
早めに解決するのが理想的である。
ただ、解決のため立ち向かうことで
自分の心が疲弊してしまったり、
解決する必要性がない場合は、
無理に解決しなくてもいい。
問題が起きた時、
とるべき行動は、
「解決」「逃げる」「留まる」
の3つである。
解決以外にも、問題から距離を置いて逃げたり、
時間が解決するのを待って留まることもできる。
いずれにせよ、どの行動を
とるべきか見極めて、
自分自身を守る行動をとろう。
1、いつでもどこでも問題は発生する
家庭、仕事、人間関係、健康、お金など、
どんな時でも問題は発生する。
「今月はお財布がピンチだから、
節約してがんばろう。」
のような、短期的なものならまだいいが、
「職場の人間関係で疲れる。」
のような慢性的で一筋縄には
いかないものは、
ストレスを抱えて、
時には自分自身の心身を壊してしまう
恐れもある。
2、解決できるのが
理想的だが…。
その問題を立ち向かい解決すれば、
平穏な生活が取り戻せるだろう。
例えば、明らかに自分が悪くて
周りに迷惑をかけ問題になったのであれば、
すぐに誠意を持って謝り、
改善に努める必要がある。
ただ、とるべき行動は、
解決するために、
問題に立ち向かうことだけではない。
3、解決以外にも、
「留まる」「逃げる」を選ぶこともできる。
①職場のモンスター社員の例
例えば、職場に気分の浮き沈みが激しく、
悪口や嫌がらせをしてくる、
年上の同僚がいたとする。
その人に立ち向かった人は標的にされて、
さらなる被害を被っている。
これに対して、
「口答えしないでダメージをなるべく最小限にする。」
「週末に遊んでストレス解消する。」
といった対策で、
何とかやっていけるかもしれない。
でも、この問題を根本的に解決するには、
その人に迷惑行為を止めてもらうように
話すしかない。
②問題解決の行動は得策か?
その人に止めるように話すことで
自分が新たな標的になるかもしれない。
そして、残念ながら人の性格は変えられない。
人の話を聞く耳を持っていれば、
そもそも迷惑行為なんてしてないはずだ。
それでも、上司に必死で訴えたり、
同僚で一弾となって立ち向かうなど、
解決策はあるかもしれない。
ここで言いたいのは、
解決させる以外にも、
自分を守るための方法は
他にもあるということである。
4、3つの行動を選ぶ
見極め方
①解決よりも自分を守ることを
優先しよう。
解決以外の方法は、
「問題から逃げる」
「問題を受け入れて留まる」
である。
どちらも問題の解決には
なっていない。
ただ、その問題により、
日々の生活でストレスで埋め尽くされたり、
心身が壊れてしまうよりも、
問題から自分を守ることが最優先である。
②問題に対してとる3つの行動
解決以外に「逃げる」と「留まる」があると
話したが、
どのような時にどの行動をとればいいかを
紹介する。
(1)問題を「解決」する
・自分に落ち度がある時
・解決の糸口がある時
・解決しないと問題が
大きくなる恐れがある時
・解決するしか選択肢がない時
自分に問題があったのに逃げてしまっては、
周りに迷惑がかかり関係が悪化するし、
自分も罪悪感で苦しめられるだろう。
「解決させる」と決めたならば、
なるべく早く解決させた方がいいだろう。
時間が経つと、さらなる問題が発生したり、
解決が困難になる恐れがある。
(2)問題から「逃げる」
・解決させようとするとより被害を受ける時
・慢性的に問題によるストレスが感じる時
・解決させるのが困難な時
先に述べた、職場のモンスター社員の例が
これに当たるだろう。
「上司に相談して席替え、係替えをし、
物理的距離をとる。」
「違う部署へ異動させてしまう。」
「転職をする。」
職場の場合は嫌いな人がいても、
関係を断つことはできないだろう。
そこで、物理的距離をとったり、
職場から離脱するしかないのである。
それ以外にも、
「仕事以外の話は絶対しない。」
「何か言ってきそうになったら離席する。」
「その人に無関心であることを態度で表す。」
このように相手の攻撃を防ぐ行動は、
逃げることに繋がる。
(3)問題を受け入れて「留まる」
・短期的なもので時間が解決する時
・解決に労力を費やすほど重要ではない時
先ほどのモンスター社員の例で言うと、
この短期間のうちに部署異動があって
攻撃を受けなくなるのであれば、
あと少しの辛抱だと思い、
留まる(何もしない)のもいいかもしれない。
また、自分にさほど影響がなく、
自分に落ち度がないのであれば、
様子を見たり、留まるのでもよい。
まとめ
問題を解決するのに、
時には苦痛に感じることもある。
「周りから怒られるかもしれない。」
「面倒くさいことになるかもしれない。」
こう思うと、問題を先送りしたり、
無かったことにしたい気持ちもわかる。
だが、問題を先延ばしにしてもいいことはない。
特に自分に落ち度がある場合、
すぐ行動しなかったり、ごまかしていると、
問題が悪化する恐れがあるだけでなく、
周りからの信頼も大きく失うだろう。
その時の感情で動くのでなく、
長い目で見て、どうすべきか考え、
今とるべき行動を選んでほしい。
また、状況によっては問題から逃げてもいい。
何もせず留まるのも1つの行動である。
問題が起こったことにより、
何が影響を及ぼしているのか?
周りの人に影響はあるのか?
自分自身に影響はあるのか?
誰にも影響なく気にする必要はないのか?
ここを見極めて行動し、
自分自身を守り、
周りの人とも良好な人間関係が築けるように、
適した選択をしていこう。