相手に伝えたい想い、言葉にして伝えてますか?
目次
この記事を読むとわかること
「がんばって!」という言葉は、
時に相手に過度なプレッシャーを
与えてしまうことがある。
状況に応じて、「がんばって!」に
代わる言葉で相手に伝えよう。
「自分はあなたの味方であり、
いつでも力になるよ。」
そのようなメッセージが伝えることで、
相手は救われることもある。
また、言葉だけでなく、
行動や態度でも示していこう。
1、「がんばって!」という言葉は
①「がんばって!」は良い面も悪い面もある。
「がんばって!」と言われると、
応援されていると感じ、
やる気が出ることがある。
でも、もしあなたが、
既に十分がんばっていて
途方にくれている時に、
「がんばって!」
と言われたらどうだろう。
表向きは、笑顔で「ありがとう。」と
返せるかもしれない。
でも、心の中では、
(十分がんばっているんだけどな・・・。)
と思い、さらなるがんばりを求められて
いるのではと感じ、
よりプレッシャーがかかるかもしれない。
②「がんばって!」は
便利だけど・・・。
「がんばって!」はあらゆる場面で
使いやすくて便利な言葉でもある。
でも、便利な故に、
よく考えずに放ってしまうと、
相手にとって重荷になって
しまうかもしれない。
③「がんばって!」は命令形?
「がんばってね」
「がんばってください」
「がんばろう」
これらの言葉って、
相手を応援しているように
聞こえはする。
でも、相手ががんばることを
求めているという点で、
命令されていると捉えることもできる。
「がんばって!」
↓
「あなたには、がんばってほしい、
がんばらなければならない。」
ひとそれぞれいろんな解釈ができる。
注意したいのは、
自分が伝えたい想いと
真逆に相手に伝わってしまう
危険があることだ。
2、「がんばって!」に代わる言葉
「あなたのことを応援しているよ」
「力になるよ」
「味方だからね」
そんなメッセージを伝えたい場合、
「がんばって!」の他にも
いろんな言葉はある。
例えば、
職場で仕事を抱えている同僚に対して、
「無理しないでね。」
「何かあったら、いつでも相談してね。」
「一緒に乗り越えていこうね。」
相手に押し付けるのではなく、
相手に寄り添える言葉は何か
考えてみよう。
3、相手にどう伝わっているか、
想像することが大切。
「相手にどう伝えたか?」よりも、
「相手にどう伝わったか?」を考えよう。
相手のことを考えるには、
自分がそう言われたらどう思うか考える。
相手の性格や置かれている状況から、
相手がどう感じるかよく想像しよう。
想像するためには、相手のことをよく知ることが
大切である。
相手を想像することで、
人にも自分にもやさしくなれる。
4、言葉だけに頼らず、
行動や態度で示そう。
自分の想いを伝えるには、言葉だけでなく、
行動や態度で示すことでもできる。
「いつでも相談してね。」
と相手に伝えたとする。(言葉)
そこで、定期的に会話をし、
相談しやすい環境をつくる。(行動)
そんなふうに、言葉と行動で
相手に寄り添えれば、
救われることがあるかもしれない。
まとめ
言葉は、時として相手を
傷つけてしまうこともある。
言葉を放つ前に、
「これを言うと、相手はどう感じるだろう?」
「自分が言われたらどう思うだろう?」
と考えて、想像し、
相手への思いやりを大切にしよう。
言葉を交わし、
態度を示し、
行動をし、
こうして、人との関係性ができあがっていく。
誰とでも仲良くなることはできない。
それでも、仲良くなりたい人に対しては、
その想いが相手に誤って伝わってしまうのは
非常にもったいない。
流れゆく時間の中で、
かける言葉や行動を重ねて、
良い関係を築いていこう。