複雑な計算でも、
メモリー機能を使えば、
計算機の1回の操作で
答えが導き出せる。
目次
この記事の結論
メモリー機能を使うと、
1つの計算式の数値を
記憶してくれる。
【M+】数値を加算して記憶する
【M-】数値を減算して記憶する
【MR】加算・減算した合計を表示
【MC】記憶したメモリーを消去
グループで異なるメニューを注文し、
その合計を知りたい時などに、
メモリー機能は便利である。
1、カフェでメモリー機能を使うと?
①カフェで合計金額が知りたい
例えば、5人でカフェに行ったとする。
コーヒー(400円)×3人
オレンジジュース(300円)×2人
ランチセット(800円)×5人
これらが5人が注文したもの。
会計する前に、前もって合計額を
把握したい場合、どうするか?
②メモリー機能を使わない場合
コーヒーが400円で3人。
400×3=1,200円(①)
オレンジジュースが300円で2人。
300×2=600円(②)
ランチセットが800円で5人。
800×5=4,000円(③)
①、②、③を足し合わせると、
1,200円+600円+4,000円=5,800円
この場合、①、②、③の数値をメモしたりして、
覚えておく必要がある。
今回は3つの数値だから頭で覚えてもいいが、
これが、10の数値だと覚えるのは大変で、
10の数値全てメモする手間がある。
③メモリー機能を使った場合
コーヒー(400円)×3人
オレンジジュース(300円)×2人
ランチセット(800円)×5人
これらを合計を1回の操作ですると
次のとおりになる。
400×3➝【M+】➝300×2➝【M+】
→800×5→【M+】➝【MR】
これにより、画面に合計額の
「5,800」が表示される。
【M+】や【MR】の使い方がわかれば、
いちいちメモしなくても、
簡単に合計が出せて便利である。
2、【M+】や【MR】の使い方
①【M+】で3つの計算した数値を記憶させる
コーヒー(400円)×3人=1,200円
これを計算機を使って、
「400×3➝【M+】」とボタンを押すと、
1,200の数値がメモリーに記憶される。
(画面には、1,200の数値と
「M」マークが表示される。)
オレンジジュース(300円)×2人
それから、
「300×2➝【M+】」とボタンを押すと、
600の数値がメモリーに記憶される。
(画面には、600の数値と
「M」マークが表示される。)
ランチセット(800円)×5人
それから、
「800×5➝【M+】」とボタンを押すと、
4,000の数値がメモリーに記憶される。
(画面には、4,000の数値と
「M」マークが表示される。)
と、ここで、計算機の今の状態は
次のような感じである。
1,200→記憶
600→記憶
4,000→記憶
計算機の中に、
「1,200」「600」「4,000」の
記憶した3つの数値が入っている。
②【MR】で合計額を出す。
計算機の中に入っている記憶した3つの数値。
【MR】ボタンを押すと、
この合計が出てきて、
画面に5,800が表示される。
【M+】で計算式をどんどん記憶させ、
最後に【MR】で合計を表示させるのである。
3、【M-】や【MC】の使い方
【M+】や【MR】の他に、
【M-】や【MC】がある。
【M-】は、計算した数値に
マイナスを付けて記憶させる。
(例)
(500×4)-(100÷2)=1,950
これを計算機を使うと、
500×4→【M+】➝100÷2➝【M-】
になる。
【MC】は記憶した数値を消去する。
(記憶があると画面に「M」マークが出るが、
【MC】ボタンを押すと、「Mマーク」が消える。)
まとめ
このメモリー機能を知っているだけで、
複雑な計算も簡単に答えが出る。
これは、
「【M+】や【M-】を使うと、
計算機の中に数値がどんどん
入っていくんだなぁー。」
というように、
計算機の立場に立って(?)、
計算機が今、どんな状態かを知ると
しくみが理解しやすい。
計算機の機能を多く使えるようになれば、
抵抗のある計算にも、
計算機1つで立ち向かえる。
こうして、数字に強くなると
いろいろ便利になる。
例えば、ある保険の給付額の
出し方が複雑だとしても、
計算機を叩きながら、
給付額を出すしくみや
考え方を理解していく。
そうすれば、
「給付額は年数経っても
さほど増えないんだな。」
とかがわかり、
この保険を継続するかどうかの
判断材料になる。
このように、生活の中で
理解できるものが増えれば、
より自分の生活に合った
ライフプランを
自分で選ぶことができるだろう。