集団面接が始まる前に、
他の受験者と交流すると、
面接がやりやすくなる。
「前編」はこちら。
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この記事の結論
集団面接前に、他の受験者とどれだけ打ち解けられるかどうかが、
面接での雰囲気が変わってくる。
全員で合格しようという前向きな雰囲気が出せれば、
面接官の印象が良くなる。
面接中は、「自己アピール」と「周りへの配慮」の
バランスを考える。
それにより、受験者がお互いに自分らしさを発揮できる
雰囲気をつくっていこう。
※「後編」では、集団面接中にすることについて書いた。
※集団面接前にやることについてまとめた「前編」はこちら。
1、面接前から良い雰囲気ができているためアドバンテージがある。
面接前の会話で「全員で合格しよう」という前向きな姿勢で、
面接官に好印象な良い雰囲気ができあがっている。
また、他の受験者がどんな人か多少はわかることも効果絶大。
面接での展開が予想でき、どのように自分をもっていくか、
事前に作戦が建てられる。
この流れで、面接に堂々と臨んでみよう。
2、面接時に心がけること5選
良い雰囲気をさらに良いものにするために、
5つの心がけを紹介する。
➀他の受験者の話を聴いて態度で示す。
(1)面接官は常に見ている。
集団面接だと、意外と見落としがちなのが、
他の受験者が話している時。
自分がどう回答するかに集中して
人の話を聞いてなかったり、
人の話に無関心だと、
面接官の印象は悪くなる、
自分の番でなくても、
「面接中=面接官に見られている」
ということをお忘れなく。
(2)人の話を聴くことを態度でちゃんと示す。
話を聴くといっても、ずっと下を向いたまま聴いていると、
面接官からは「この人、他の受験者の話を聞かないのかな?」
と見られる危険がある。
面接官にもわかるように、ちゃんと聴いてますよアピールをしよう。
何もオーバーな動きでうなずくとかしなくてもいい。
面接官と話している受験者のやりとりを見て、
共感できるところなどで時々うなずくとよいだろう。
(3)聴くアピールだけして話を聞かないのはNG!
アピールだけでなく、実際に人の話に
関心を持って聴くこと。
聴いてますよアピールだけで中身がないと、
不自然で違和感があり、
それが面接官に伝わるかもしれません。
(4)人の話を聴くと、自分の番の時に話しやすくなる。
他の受験者が話す内容を理解することで、
自分はどう話せばよいかヒントが得られるかもしれない。
また、
「話す内容の方向性が自分だけ違っていないか?」
「自分だけ話しすぎてないか?(自分だけ話せてないか?)」
他の受験者たちの話を聴いていれば、
このようなことを確認できる。
➁回答が同じ内容でもオリジナリティーを出す。
質問によっては、同じような回答になることもある。
1番目の人はいいかもしれないが、
2番目以降はどうやって話すか回答に困るだろう。
そんな時は、回答した後に、
なぜそう思うか自分の考えを話してみよう。
自分の体験談を交えて話すと、
説得力が増し、唯一無二な回答になる。
話しながら、自分の得意分野の話に結び付けられたら、
自己アピールもしやすくなる。
➂話す量は周りの人と大差ないくらいにする。
(1)他の受験者たちの話を聴く。
「1、他の受験者の話を聴いて態度で示す」でも話したが、
自分だけ話しすぎてないか、その逆か、
他の受験者達の話を聴いて把握しよう。
集団面接なので、他の受験者と比べられ、
「この人は周りが見えてないな。」
と面接官に思われないようにしよう。
(2)話す量を周りに合わせすぎるのはよくないかも?!
例えば、「これについて、あなたならどうしますか?」
という質問がきたとする。
他の受験者が「私はこうします。」で終わり、
他の受験者も同様に一言だけ言って話が終わっている。
「一言で答えてください」と指定があったわけではないのに・・・・。
さて、あなたは自分の番がきたら、どうように話しますか?
周りに合わせて、一言で済ませますかね。
自分の場合はこんな感じで話す。
「私はこうします。なぜなら、~~~だからです。
私が~~~した経験から、~~~が大切だと考えます。」
面接官が、受験者の考えや経験を聞きたいと思っているのなら、
一言で済ませてはアピール不足である。
(基本的に一言で済ませる回答は良い評価がつかないと思われる。)
他の受験者がうまく答えられず一言で終わってしまっただけなのに、
変に周りと合わせてしまい、
せっかくのアピールチャンスを逃さないようにしよう。
➃挙手制の質問には1番に手を挙げて
積極性をアピール!
(1)勇気を出してすぐに手を挙げよう。
「思いついた方から挙手でお答えください。」
と言われたら、すぐに手を挙げよう。
後の順番の方が考える時間はできるが、
面接官から、積極性がないように見られてしまうかもしれない。
このような挙手制の質問は、この面接で1回だけかもしれない。
挙手制の質問がきたら、勇気をもって、
元気よく「はいっ!」と手を挙げて、
積極性をアピールしよう。
(2)聞かれてすぐ答えられる能力を高める。
とはいっても、すぐに手を挙げるのは難しいかもしれない。
何て答えていいか、すぐに出てこないと手を挙げられないだろう。
そうならないために、何か聞かれたら何でもすぐ答えられるように
練習するとよい。
友達や家族に面接官役をお願いし、
まずは想定される質問を出してもらう。
その後は、事前に回答を準備してなかった質問をしてもらう。
回答するネタが尽きても、質問の数で勝負!
質問し続けてもらう。。
何でもすぐに答えられるようになったら、
即答に困る質問をしてみると良い練習になるかもしれない。
「ニワトリって、なんで白いと思いますか?」
「割れないシャボン玉が開発されたら、
あなたの生活にどのような影響を与えますか?」
このように、面接官役は思いつくままに質問しよう。
どんな質問にも、自分の考えを話せて、
建設的な回答ができれば怖いものなしである。
挙手制の質問にも果敢に手を挙げられるようになる。
【参考】面接の練習のやり方について書いた記事はこちら。
(3)手の挙げすぎは逆効果かも?
もし、挙手制の質問が5回あったとして、
5回とも1番で手を挙げたとするとどうだろうか?
「とても積極的で良い!」と思う面接官もいれば、
「自己主張が強すぎるなぁ…。」と感じる面接官もいるかもしれない。
1番で手を挙げたら、次は1番手を譲ったり、
周りを見てから手を挙げるなど、
周りへの配慮もあると印象が良くなるだろう。
まとめ
面接前につくった良い雰囲気が
面接でもリラックスして堂々と臨める。
面接中は、
「人の話を聴く」
「オリジナリティーを出す」
「話す量は周りと大差なく」
「挙手制の質問はすぐ手を挙げる」
この4つを心がけると、
面接官の印象が良くなる。
もし、入社式に行ったら見覚えのある人がいる。
それは、集団面接で「一緒に合格しよう!」と話した受験者だったら、
お互いに嬉しさがこみ上がってくるだろう。
面接での出会いは、今後の人生で大切な仲間かもしれない。
だからこそ、勇気をもって話しかけ、
一緒に合格しようと前向きに交流し、
仲間と一緒に面接に臨めるのが、
集団面接ならではの魅力だと思う。