地中にいて会えないからこそ、
知りたくなる。
※「モグラ塚は元気な土にできる」はこちら。
目次
この記事に書いてあること
自分がどのようにモグラと出会い、
虜になっていったのか、
自分の経験を交えて、
モグラの魅力を紹介する。
1、モグラの存在との出会い
モグラの「存在」と書いたのは、
その時は生のモグラを見たことはなかったから。
モグラの存在と出会い、のめりこんだのは、
高校生の頃。
当時、興味あることは何でも、
図書館で本から学んでいた。
図書館で、たまたまモグラの本を目にした時、
衝撃が走った。
「モグラは太陽を浴びても死なない。」
「モグラは自分の1日で自分の体重を同じくらい
ミミズを食べる大食漢である。」
このように、知られざるモグラの生態が明らかに
なっていく。
それからというもの、いろんな図書館を巡り、
モグラに関する本は全部借りて読みふけった。
2、自由研究のテーマをモグラにした。
高校の夏休みの宿題で、自由研究があった。
自分はモグラについて研究することにした。
モグラの歴史や生態を書きまとめ、
モグラの秘密に迫るクイズを作ったりした。
自由研究をクラスで発表する時は、
モグラ博士になった気分で嬉しくなった。
3、モグラのプチ論文をつくり、
文化祭で展示した。
高校の文化祭で、生物部は部員それぞれが
自分の活動内容を展示することになった。
自分は、この展示のために、足繁く河原に通った。
そこにはモグラ塚が多くあり、
同じ時間に同じ角度から写真を撮り続けた。
その写真を見比べて、モグラ塚がどう増えたりしたか、
それにより、そこにいるモグラがどう動いたかを推測した。
これらの研究結果を模造紙に写真を貼ったり、文字を書いたりして、
展示をした。
自分はその時、ちょっとした論文を書いたような気分になり、
誇らしげになっていた。
4、そして、本物のモグラを
初めて目にする。
高校を卒業とともに、モグラからは離れてしまったが、
高校時代のモグラに熱中した日々を時々思い出す。
一度、本物のモグラが見たいと思い、動物園に足を運んだ。
そこで、アクリル板越しに初めて見た本物のモグラ。
本当に本当に、モグラとの出会いだ。
出会う前からモグラの魅力にずっと憑りつかれていたが、
夢にまで見たモグラに会えた。
いざ本物を目にした時、
体に稲妻が走ったように衝撃的だった。
モグラの手(前足)、体毛、鼻。
本物のモグラも、図鑑で見たとおりだった。
この日、モグラに会えて、1つの夢が叶った。
この上ない喜びを感じた。
5、自分の家にモグラがやってきた。
ある日、玄関を開けると、
突然、土が盛り上がっていた。
一瞬でモグラが来たとわかった。
土が湿っている。
来てそんなに経ってないとわかった。
小さなトンネルがあった。
モグラがエサを求めて、鳥や車の危険を顧みずに、
自分の家まで来てくれたんだなと思うと、
感謝でいっぱいになった。
---ー来てくれて、ありがとう!!ーーーー
またしばらく月日が流れ、
また同じ地点にモグラ塚ができている。
このように、定期的にモグラがやってきていた。
またしばらく経つと、新しいモグラ塚は、お隣さんの家の方に。
さらにそのお隣さんの家の方に新しいモグラ塚ができた。
そう、モグラは新しいエサを求めて、自分の家から去っていった。
せっかくなら、ちょっとでいいから顔を出してほしかったな・・・。
出会うことはできなかったが、トキメキを取り戻した。
まとめ
モグラは、普段会えないからこそ、
知りたくなる。
調べて、発表して、出会って。
この記事を書いていくうちに、
自分はあんなにもモグラに熱中していたのだと、
懐かしくなった。
あの頃の自分のように、
興味を持ったものはとことん調べ、
発信することで、
自分の生活が今以上に潤っていくのかもしれない。