新しい仕事をするべく書類に目を通してみると、冒頭からよくわからないところがあった。
その次の項目もわからないところがあるし、その次も。
わからないところが1つだけでも不安なのに、10個になると、書類に書いてある全部がわからなくてチンプンカンプンになってしまう。
こうなると、この書類へのアレルギー反応のような拒絶反応のようなものが出てきて、一向に進められなくなるのだ。
これがもし、わからないところが3個だけなら、まだ何とかやっていけそうである。
ということは、「わからないところをわかるようにする」という作業を7回やれば、チンプンカンプンだったのが、やっていけそうになるのではないだろうか?
わからないところ10個の中から7個を減らせるように、調べたり人に聞いたり実践したりして不明点を解消していくのだ。
わからないところが残り3個の時点で、やっていけそうな気持ちになり、ある程度は前向きに取りかかれそうである。
「わからない!」で目の前が真っ暗になったとしても、わからないところを1個ずつ減らすという地道な作業で、歩んでいくのである。