例えば、「マラソン大会で10キロ45分以内に走りたい。」という目標があるとする。
この目標を達成するために、ランニングの練習をしている。
「どうしたら10キロ45分で走ることができるか?」と、目的意識を持ちながら、練習メニューを考えたり、改善したりする。
このように目的を持って取り組むことで、やる気が出るし、続けやすくなる。
とはいえ、何ヶ月も長く続けていると、時には「何のためにランニングをしているのか?」と、目的をあまり考えなくなる時期もある。
目的が薄れたり、見失ってしまうと、やる気は落ちて挫折しやすくなる。
特に、始めてからの間もない時期であると、続けていくのは困難になるだろう。
一方、何ヶ月も続けていると、目的意識が低下してやる気が落ちることはしばしばあることなので、それほど影響なく続けていけたりする。
特に目的意識を強く持っていなくても、決められた曜日や時間になると、何となくランニングウェアに着替えて、体操をし出して、準備ができたら外に出て走り出すのである。
これこそ、習慣の力である。
目的意識は持っているに越したことはないが、時には目的がなくても無理なく続けられる。
目的と同じくらい大切な継続力。
習慣になるくらい、無理なく続けていきたいものである。