自分の条件にある求人を選んで選考を受けて、内定が出ても他社と比較して、自分が本当に納得した上で内定を承諾するかどうか判断したい。

このようにじっくり見極めて転職活動をしたい人が多いだろう。

だが、じっくり見極める転職活動ができるかどうかは、、転職時期や状況によって変わってくる。

もし、「１ヶ月以内に転職したい。」と考えているのならば、じっくり見極めは難しいだろう。

自己分析や業界研究も十分に手が回らず、興味がある求人はたくさん応募して選考を受けていく。

時間が足りない焦りから、内定が出たら他の選考中の会社との比較も十分にしないまま内定を承諾してしまう。

このように、転職活動の期間が短くなればなるほど心の余裕がなくなり、じっくり見極めることができなくなる。

これは貯金が少ない場合も同様である。

現職を辞めてから転職活動を始めた場合、最初は余裕があっても、貯金がどんどん減っていくと焦ってくる。

あと１ヶ月分の生活費くらいしか貯金がないとなると、「とにかくどこでもいいから転職しなければ！」と十分に吟味せずに決めてしまうようになる。

可能であれば現職を続けたまま転職活動を始め、長期間になっても自分が納得する会社に転職する意識で取り組めば、じっくり見極めていける。

人によって事情は違うものだが、できるだけ後悔しない転職をしたいのであれば、じっくり見極めて会社を選びたいものである。