メニューに「つけ麺」があるラーメン屋さんもある。
つけ麺を看板メニューにしているラーメン屋さんもある。
初めてつけ麺を食べたのは、
ラーメン屋さんでのこと。
ラーメンといえば、
「どんぶりの中に麺とスープが入っている」
というものだと思い込んでいた。
だが、つけ麺は違ったのだ。
決定的な違いは、
なんといっても、
麺とスープが別々の容器にあるということだ。
麺を自分の好きな分をすくい、
スープに浸けて食べる。
「麺→スープ→食べる」
という動作は新鮮であった。
そうめんを食べる時にやる、
「麺、スープ、食べる」を、
まさかラーメンでできるとは!
そして、1つの疑問が浮かんだ。
(きっと、ラーメンから派生して、つけ麺ができたと思う。
もともと、ラーメンを注文すると
麺とスープが1つのどんぶりで出されていた。
それが、つけ麺になると別々の容器になる。
これって、お店の人も手間が増えるし、
なんでわざわざ別々の容器に入れたんだろう。)
食べる直前まで麺がスープに浸けてないため、
麺の風味やうま味を味わえて、
美味しさが増すというのがある。
他にも別々の容器にする理由があるのだと思う。
だが自分は、別々の容器にしたのは、
「仕上げる工程を体験することで、楽しさが生まれ、
より美味しく食べられるから」
ということだと考察している。
「あの人が注いでくれたビールはうまい。」
「自分が育てたナスだから格別においしい。」
「自分で焼いたお好み焼きはなぜかうまい。」
このように、味そのものだけでなく、
そこに至るまでの経緯も、
おいしさを左右するのだ。
「麺をすくってスープに浸ける。」
この工程を自分がすることで、
つけ麺の最高の仕上がりを目の前で体験できる。
もうこれは、食べる前から美味しいフラグが
立つのである。
「つけ麺の美味しさ」に加えて、
「つけ麺を仕上がる楽しさの体験」が相まって、
極上の美味しさになるのだと考える。
食べる人が美味しいと感じるには、
つけ麺のように、
食べる人地震が、
その料理の工程を体験すれば、
食事がさらに豊かになるだろう!