出産祝いに送るものとして定番な「おむつケーキ」。
おむつを積み重ねて、
まるでケーキのようにオシャレでかわいらしく仕上げる。
ところで、「おむつケーキ」と聞くと、
「おむつでつくったもの」というイメージがある。
だが、おむつの他にもガーゼやよだれかけなど、
他のものを混ぜている商品も多くある。
そうなると、
「ベビーグッズケーキ」と呼ぶのが正しいのかなって
思ったりはするが、
「おむつケーキ」という言葉は普及しており、
どんなものか連想しやすいため、
「おむつケーキ」という名前で通っているのだ。
このように、実際には他のものがあっても、
あまりにもその名前が世に浸透しているため、
名称変更せずに同じ名前が使われているものがある。
例えば、「ブルーシート」。
合成樹脂でできたシートで、
工事現場やお花見などさまざまな場面で使われている。
青色のものが多く見られるが、
青色以外のブルーシートも存在する。
なので、「合成樹脂シート」のような名前の方が
正しいのかもしれない。
だが、「ブルーシート」の名称が定着しているため、
青色以外だったとしても、
「ブルーシート」と呼ぶのが一般的だろう。
「おむつケーキ」も、
「ブルーシート」も、
他の要素があっても、
その名が通っている。
自分というものに一本の軸が入っていれば、
それが周りの人に伝わっていき、
「自分といえば〇〇!」
のような個性や強みが浸透するだろう。
たとえ、自分がコンプレックスを持っていても、
その個性や強みで、
堂々と生きていけるのである。