この本の紹介
「生命保険の罠」は、
後田亨さんが書かれた、
保険のカラクリがわかる本である。
生命保険会社の元営業マンが、
実体験を基に、
保険の実態や保険会社の本音を披露している。
今入っている保険や、
入ろうと検討している保険は、
あなたにとって
本当に生活の為になるものなのか?
この本を読むことで、
「どこの保険会社がオススメなのか?」
という単純なものではなく、
保険についての考え方や構造を理解し、
主体的に自分のためになる保険選びが
できるようになるのだ。
保険に対する考え方も学べる本なんだね!
勉強になった保険のしくみ3選!
この本を読んで、
保険についてのあれこれを、
知ることができた。
自分が特に勉強になった保険のしくみを3点、
次の述べていく。
➀60歳から保険料無料って、
先払いしているだけ。
「60歳から保障はそのままで、
保険料が無料に(または半額に)なります。」
このような謳い文句を聞くと、
なんだかお得のような、
それでいて一生安心のような、
そんな気持ちになるだろうか?
このような商品があるのは事実である。
それが良い悪いではなく、
この本ではそのしくみについて教えてくれている。
「60歳からは保険料払わずして保障が受けられる」
と思うかもしれない。
だが、実際のところは、
「60歳から払わない分というのは
59歳までの支払い分にシワ寄せがいく。
つまり、60歳以降の保険料を、
59歳までに先払いしているだけである。」
という事実である。
保険料を払う方法を変えただけでも、
とってもお得に感じるキャッチフレーズが
誕生するのである。
「無料」という言葉に踊らされないようにね!
➁おまけに目がいってしまう。
「3年に一度、
お祝い金として〇万円贈呈します。」
このような内容を見ると、
「特典」のような気がして、
やはりお得に感じるかもしれない。
保険を見直すにしても、
「あと1年でお祝い金〇万円もらえるから、
見直し考えるのはしばらく経ってからにしよう。」
だなんて思ったりする。
この「おまけ」に目がいってしまい、
肝心の「自分にとって適切な保険に入れているか?」
というところを軽視してしまうことがある。
そのお祝い金の〇万円って、
あなたは支払っている保険料から
出しているようなものである。
契約内容には書いてないけれど、
お祝い金がある分、
毎月の保険料に上乗せされているイメージである。
「おまけ」は「おまけ」。まずは保険の本質を考えよう!
➂保険の営業マンはオススメの自社商品の保険に
入っているとは限らない。
人に何かを薦める時、
自分が本当に良いと思えるものであることが
理想的である。
ただ、実際はそうはいかないこともある。
あなたに「オススメ」として紹介された、
その保険商品。
はたして、あなたのことを考えた上での
オススメ商品なのだろうか?
オススメを紹介する保険の営業マンは、
その人自身は自社商品の保険に入っていないこともある。
理由は、オススメな商品ではないから。
他社の優良な商品の保険に入っているかもしれない。
もちろん、中には、
あなたのためを思って商品を紹介される方もいる。
大事なのは、
「営業マンが“あなたにオススメ”として
紹介してくれたから」
という理由だけで選ぶのではなく、
「本当に自分にとって必要な保険なのか?」
と、冷静に考えて保険を選ぶことである。
自分で考えるって大事なんだね。
考えるためには、保険の知識もある程度は必要になりそうね!
まとめ
後田亨さんが書かれた、
「生命保険の罠」の本は、
保険のしくみや実態がわかる。
テレビCMや保険のパンフレットからでは
知るのが難しい内容が、
生命保険会社の元営業マンの実体験から、
詳しく解説されている。
何となくや、人から言われたからと、
受け身で保険を選ぶのではなく、
自分で知識をつけて、
主体的に自分に本当に必要な保険を
選ぶことの大切さを、
この本は教えてくれるのである。
保険の実態を知るためにも、
このような保険に関する本は一度読んでみるといいかもね!