自分の姿は自分もよく知っている。
スマホで自撮りしたり、
友達と一緒に撮る。
写真を見返し、
自分で自分の姿を見る。
その時に、
「私って、こんな顔だったんだ!」
と、ビックリすることはあまりないだろう。
それは、鏡で自分の姿を見ており、
日頃から自分を見ているからである。
自分の声は実はよく知っていない?
ところが、自分の声だと話が変わってくる。
自分が口から出た声は、
自分の耳で聞こえてくる。
自分が声を出すたびに、
自分の声を耳にするから、
自分が誰よりも自分の声を聞いているのだ。
なので、自分の声はよく知っているはずである。
ところが、動画や録画したのを再生し、
自分の声を聞いてみると、
違和感を感じることがある。
「あれっ?自分の声ってこんな声だったんだ!」
ってなるのだ。
自分の口から聞こえる自分の声と、
録音を再生した時に聞こえる自分の声が、
なんだか別物に感じてしまう。
「自分って、思ってたより早口なんだな。」
「自分の声って、けっこう低いんだな。」
このように、客観的に自分の声を聞くことで、
新しい発見が出てくる。
自分を知るには、
人から訊くことも大切である。
自分の声のように、
自分が1番知っていると思っていたけど、
実際は思っているのと違うことがある。
「周りに訊くことで、
自分が見えてない自分を知ることができる。」
自己分析とかで、
このような話を聞いたことはあるだろうか。
「自分のことは自分が1番知っているよ!」
と言いたくなるのもわかる。
だが、何年、何十年と自分をやってきていても、
人から教えてもらうことで、
新たな自分の知らない自分の一面を知ることができる。
自分のことを知りたい時、
録音した自分の声を聞いてみよう。
そうすれば、
「自分の声のように、客観的にしないと、
自分の知らない自分を知ることができない。」
と実感し、
素直に人から自分のことを訊くことができる。
こうして人から自分のことを教えてもらい、
自分の知らない自分を知ることができ、
そこから自己成長に繋げていくことができるのだ。