人の良いところ、人の悪いところ
人の良いところ
自分と仲の良い友達。
友達には良いところがたくさんある。
そもそも、人間性や考え方が好きだ。
尊敬していて、見習いたいところがたくさんある。
自分にとても良くしてくれる。
だから、自分も友達を大切にしたい。
長い付き合いなのに、
友達の新しい一面が見れることもあり、
また良いところが見つかっていく。
直してほしいところもあるけれど、
嫌なところも含めて、
その友達が好き。
友達の良いところに目が行き、ますます好感が持てるね!
人の悪いところ
自分が嫌いな同僚。
常に嫌いなところが目につき、
そのたびに不快になる。
「きっと、こんなこと言うんだろうな。
あんなふうにやるんだろうな。」
何かあるたびに無意識にそんな予想を立てていて、
「やっぱりこんなこと言った!
だから嫌いなんだ!」
と、嫌なところを全面に捉えて、
全力で否定する。
良いところがあっても、
そこは拾ってあげようとしない。
嫌なところに過剰反応して、
全部が嫌になっている。
一度嫌いになったら、
どんどん嫌なところが見つかったりするよね…。
自分の感情で
人を見るポイントが変わっていく。
仲の良い友達。
嫌いな同僚。
どちらも同じ人間なのだけど、
こうも感じ方が異なってくる。
もし、客観的に良い面と悪い面が
半々だったとしても、
「好き」と「嫌い」という感情があると、
「良い面だけ」と「悪い面だけ」を
見てしまう傾向にある。
自分が好きになれるような良いところが
たくさんあるから自然と仲良くなった友達。
悪い面があっても、許せてしまう。
それよりも、良い面に目が行く。
嫌いな人を無理に好きになろうとは、
なかなか思えないし、
そうしたくないだろう。
「誰にだって良い面はあるから!」
と思って、嫌いな人の良い面を探そうとしても、
嫌いな感情な邪魔をするしストレスになってしまう。
人間だから、合う、合わないはあるよね。
心と物理的な距離感で
遠ざけることもできる。
私たちの生活で悩ましいのは、
好きな人ではなく、嫌いな人のことだろう。
特に職場では、
どうしてもいろんな人と関わっていかなければならない。
その中には、どうしても嫌に思う人も出てくる。
一緒に働くことで、
その人の嫌なところがどんどん出てきて、
過剰反応してしまう。
こんな時、どうすればよいか。
嫌なベクトルを好きの方に持っていくのは
至難の業だろう。
だとすれば、
「気にしない」や「無関心でいる」
というふうにできれば、悩みは軽減するだろう。
「それができないから困ってるのではないか!」
と思う人もいるかもしれない。
まずは心の距離。
相手の言動になるべく反応しないようにする。
心を動かせられないようにしよう。
心の距離が遠ざかれば、
あなたの心の中にある嫌いな人の存在が
小さくなっていくだろう。
次に物理的距離。
相手との接触時間をできるだけ短くする。
仕事で必要なこと以外の余計なことは言わない。
余計なことは聞かないようにその場を離れる。
このように、心の距離と物理的距離を遠ざければ、
嫌いのエスカレートを抑えて、
少しは平穏な時間がつくれてくるだろう。
好きでも嫌いでもない「無」に近づけるんだね!
さいごに
「好きの反対は嫌いではなくて無関心である。」
そんなことを聞いたことがある。
人から好き嫌いの感情を持たれず、
何も思われないのは悲しいかもしれない。
また、嫌いになってもらおうと思って
人と接している人はまずいないだろう。
お互いに自分を出し合っていって、
その結果として、嫌いという感情が生まれてくる。
それは仕方のないことなのだが、
それがストレスとなって、
生活や心身に影響が出るのは問題である。
嫌いな人の嫌なところにどんどん目が行って、
嫌いがエスカレートすると、
相手を傷つける言動に繋がる危険がある。
逆に、相手が自分をさらに嫌って、
被害を被る危険もある。
そうならないためにも、
いい距離感で、
最低限のマナーや思いやりをもって、
接していきたいものである。