会社の事より自分の人生をまず考えてみよう。
※この記事は、前編です。
※後編はこちら。
目次
この記事を読むとわかること
・産休、育休、休職など、会社を長期的に休むことは
誰にでも起こりうる。
・長期休暇をとりづらいのは、上司や同僚からハラスメントを
受けてしまう恐れがあるから?
・嫌がらせを受けてしまう要因の1つとして、
他の人の仕事が増えてしまい、
自分が悪者扱いされてしまうから。
・心身に限界が来ていて休職した方がいいのに、
人間関係の悪化や復帰後の嫌がらせを恐れて、
休むに休めない。
・退職前の有休消化はさらに取りづらく感じてしまうのは、
職場が腑に落ちる理由がないから。
・産休、育休、休職制度が導入され推進しているが、
会社の体制が追いついていない現状がある。
・会社のために自分の人生を犠牲にせず、
自分は本当はどうしたいか考えてみよう。
・自分ができることは、事前に上司に相談すること。
1、長期休暇をとることは
誰にでもありうる。
出産のために産休。
育児のための育休。
療養のための休職。
このように、いろいろな休暇の種類があり、
産休、育休、休職は、
長期休暇になるものである。
家族のことや体調面など、
いろいろな事情で長期休暇をとることは、
誰にでも起こりうることである。
2、長期休暇を取りづらく
感じてしまう。
このように必要とする長期休暇がある。
また、必要かどうかは別として、
有休を取ることもできる。
だが、長期休暇が取りづらく感じる人は
少なくないだろう。
「休みとりたいんだけど、
職場に迷惑をかけてしまうから・・・。」
このように思ってしまうのである。
「気にしなくて休みとっていいんだよ。」
このように言ってくれる職場であればありがたい。
だが、それでも、
取りづらさは払拭はできないかもしれない。
3、なぜ、長期休暇は
取りづらいのか?
長期休暇により職場に迷惑がかかってしまう。
だから、長期休暇を取りづらい。
では、職場にどのような迷惑がかかると思うのだろうか?
それは、自分が担当する仕事が、
職場に影響があり、迷惑がかかると思うからだろう。
長期休暇を取っても、
自分の仕事は会社は回していかなければならない。
そのために、上司は同僚達に仕事を配分するだろう。
または、臨時的に職員を追加できるかもしれない。
その場合、同僚達が新しい職員に教えたり、
しばらくは仕事をカバーしていくことになる。
長期休暇を取ることで、
周りの上司や同僚の仕事が増えて負担になってしまう。
そのため、会社に迷惑をかけてしまうから、
長期休暇を取りづらい。
このような要因が考えられるが、
本当の理由はその先にあったりする。
4、自分が悪者扱いされて、
嫌がらせを受ける恐怖がある。
長期休暇を取ることは、
誰にでも起こりうることだし、
気にしなくていい。
そう言われても、
そう思っても、
長期休暇が取りづらく感じてしまう。
その理由は、会社に迷惑がかかる「だけ」ではなく、
それにより嫌がらせを受ける恐怖があるからである。
それが、真の理由かもしれない。
例えば、妊娠、出産、育児にかかわることで、
職場から嫌がらせを受ける「マタハラ」がある。
産休や育休を終えて職場復帰した時、
短時間労働をしている時、
嫌味を言われたり、嫌がらせを受けたりと、
職場から冷遇されてしまうのである。
なぜ、上司や同僚は嫌がらせをするのかというと、
産休や育休を取ったことで、他の人の仕事が増えて、
「私の仕事が増えて大変になったのは、
産休(育休)を取ったあなたのせいだ。」
と思っているからである。
こういうことがニュースで取り上げられたりしているが、
問題視されていることである。
なので、長期休暇を取りづらいのは、
「会社に迷惑がかかるから」というのもあるが、
「自分が悪者扱いされて、職場から嫌がらせを受けて、
とても不快な想いをして、
自分の心身が蝕まれる恐怖があるから」
という大きな要因があるのだ。
(後編に続く)
※後編はこちら。