喫煙所という小さいスペースで仲間ができた【体験談】

扉

小さなコミュニティに分かれれば、
コミュニケーションがとりやすい!




この記事を読むとわかること

・自分が予備校の喫煙所で交流ができ、
仲間ができた体験談をご紹介。

・自分は喫煙しないが、缶コーヒーを持って喫煙所に入り、
そこにいた受講生と仲良くなった。

・このように、集団だと話しかけづらくても、
小さなコミュニティのできる環境が
あれば交流しやすくなる。





1、予備校では仲間は
できづらい?

予備校に通っていた当初、
お話をするような人は誰もいなかった。

予備校では、講義を受けて、自習室で勉強し、
たまに講師の方に勉強について相談したりした。


学校なら、休み時間とかで、
クラスメイトとおしゃべりしたりするが、
自分の通っていた予備校では終始無言の人が多かった。


それは、予備校は勉強して合格するのを目標にやっているわけで、
クラスづくりや生徒どうしの交流の場ではないからだろう。


学校だと、クラスの生徒1人1人が自己紹介したり、
班分けがあって、
班で集まって話し合ったり作業したりすることがある。


なので、自然とクラスのみんなと話して、
友達ができたりする。


でも、予備校は一般的に、講師の話を聞いて勉強して完結するので、
受講生どうしが話す機会もないし、その必要性もない。


自分の通っていた席は自由なので、
混んでなければ周りの人からある程度離れた席を選ぶ。

なので、席が近い人と仲良くなる機会はあまりない。


このように、予備校は学校と比べると
仲間ができづらい環境であるといえる
だろう。

仲間をつくりたいのなら、
自らが積極的に交流していく必要がある。





2、喫煙所に目をつけた。

予備校は勉強して合格するのを目標としてやっているので、
受講生どうし交流できなくてもいいのかもしれない。


でも、自分はせっかく予備校というコミュニティにいるのだから、
交流して仲間をつくりたいというのがあった。

長時間無言でいることが多い生活なので、
休み時間にでも人とおしゃべりして、
リフレッシュしたい想いもあったかもしれない。


といっても、講義の前後は静まり返っていることが多かったし、
講義のたびに受講するメンバーが変わるので、
顔見知りになることもなくて、
人に話しかける勇気がなくて何もできずにいた。



そんな時、予備校の中にあるのに1回も入ったことがない
小さなスペースに目をつけた。


それは、喫煙所である。


自分は喫煙をしないので、喫煙所には無縁だった。


でも、学校で班が分かれて、5~6人で集まって
話し合ったり作業したりする班活動のように、
喫煙所では少人数が集まる場ができている



少なくても、予備校の講義クラスよりも、
喫煙所の方が交流しやすい感覚があった。


そこで、喫煙所を仲間づくりをするための
第一歩の場として企てたのであった。




3、喫煙せずに喫煙所に
通った。

予備校の自販機で缶コーヒーを買い、
講義の合間とかで喫煙所に入っていった。


喫煙所に入ってそこで何もせず立っていただけでは
周りが違和感を覚えると思った。

そこで、缶コーヒーを持って喫煙所に入り、
そこで缶コーヒーを飲んで休憩していれば、
少しは自然な流れになるかと思ったのだ。

電子タバコを買って喫煙所に通うのも考えたが、
缶コーヒーなら自販機で買うのでお手軽なので、
缶コーヒー1本で喫煙所に入っていったのだ。



喫煙所がどんな雰囲気なのかわからなかいから、
最初は中に誰もいないのを確認し、
喫煙所で1人だけの状態で慣らしていった。


そこに1人、喫煙所に入ってくる。
こちらから会釈をして、一瞬の挨拶を交わした。


会釈しただけだが、とても新鮮であった。

予備校では、受講生どうしで会釈はもちろん、
目を合わせることもそうないので、
何か大きな一歩を感じたのを覚えている。





4、何回目かの喫煙所で
ついに仲間ができる!

このようにして、
缶コーヒー1本で喫煙所に通っていた。


そんなある日、喫煙所で軽い挨拶だけでなく、
ちょっとした雑談で話が弾んだ。


そして、喫煙所から出た後も、少し話をしていた。


これは大きな前進だった。


たまたま話してみたら気の合う人で話が弾んだ。

学校ならよくある話かもしれないが、
予備校でこんな現象が起こるとは夢にも思わなかった。


喫煙所という、小さなコミュニティの場に飛び込んだからこそ、
起こった現象であろう。




5、予備校に仲間ができた!

その話が弾んだ受講生の人とは、また次の日も出会い、
顔なじみになった。

そして、その受講生の人は、よく話す仲間たちがいて、
そのお仲間さんたちともおしゃべりすることができた。


こうして、予備校に小グループの仲間ができたのであった。



昼休みにラーメン屋さんに行ったり、
区切りが良い時期にグループで居酒屋さんでおしゃべりして、
二次会でカラオケして盛り上がったりした。



予備校を終了しても、
グループの誰かが合格してそのお祝いで集まったり、
誰かが結婚してそのお祝いで集まったりした。


今でもSNSで繋がっている大切な仲間である。



あの時、喫煙所に通わなかったら、
予備校に仲間が1人もできなかっただろう。



交流する勇気がなければ、
喫煙所のような交流しやすい環境を探して、
そこに飛び込むと、
人とのつながりができることもある
を学んだ。






さいごに

このブログ記事を書きながら、
予備校の頃を思い出していた。


今、自分が住んでいるところ、
やっていること。

思い返すと、予備校で勉強し合格できたから、
今の生活があるのだと改めて感じた。



予備校で学んだ習熟度やその年の合格率によっては、
違う町に住んでいたり、
違う人生を歩んでいたかもしれない。


そう考えると、今の生活があるのは奇跡のような
不思議な感覚がある。


もし違う人生を歩んでいても、
それはそれで前向きに生活をしていたと思うが、

予備校の頃の思い出に浸ってみて、
今ある生活に感謝の気持ちでいっぱいになった







そういえば、予備校の頃、
休憩時間に仲間にお願いして、
昼間から近くのカラオケに一緒に行ってもらった。

カラオケルームで面接対策として、
模擬面接をやって、お互いに感想を言い合った。

そして、退出時間まであと5分くらいだったので、
慌てて曲を入れて、湘南の風の「純恋歌」を歌い上げ、
また予備校に戻っていった。


こんな感じで、予備校で勉強しながらも、
ほんのちょっとでも「遊び」があったから、
楽しい予備校生活だった。



またいつか、予備校の仲間たちと、
居酒屋行ってカラオケができたらいいな。

と、ブログ記事を書きながら、そう思った。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です