あなたのタイミングを大切に。
この記事を読むとわかること
•退職を考える時、3月いっぱいで辞めることを
想定することがよくある。
•それは、「4月始まり、3月終わり」という
年度のサイクルが一般的に思えるからである。
•でも、3月いっぱいにこだわらず、
違う月で辞めてもいい。
•自分がどのタイミングで辞めたいのか、
よく考えよう。
1、退職を考える時に
頭に浮かぶこと
今勤めている会社はいずれは辞める。
定年退職であれば3月いっぱいで辞めることが多い。
だが、それ以外の退職では、
いつ辞めるか自分で決めることになる。
そして、退職をイメージすると、
3月いっぱいに今の会社を辞めて、
4月が新しい生活をスタートさせる光景が浮かぶかもしれない。
この、「3月退職、4月再スタート」を想像するのは、
ある意味、自然なことかもしれない。
その結果、
3月以外の退職は頭に浮かんでこない傾向にあるのだ。
2、退職日は3月以外でもいい。
退職する理由は人それぞれであり、
辞めるタイミングも自分で決めていいのだ。
「退職だから3月だろう。」
という固定概念を捨てて、
自分は本当はどのタイミングで辞めたいのか、
改めて考えてみよう。
3、退職金や給料で退職日を
決める方法もある。
「絶対にこの日に辞めたい!」というものがあれば、
その日に辞めるのが良いだろう。
また、会社が辛くて心身に支障が出てきいるのなら、
なるべく最短で辞められるようにしたい。
もしも、「退職はだいたいここらへんで。」ような、
退職日を決めるのにある程度の融通が効くのであれば、
退職金や給与を考えて決めてもいいだろう。
会社に退職勧奨制度があり、自分がその対象であれば、
退職期間が指定されている場合がある。
そうすれば、自己都合退職よりも退職金が多くなるので、
勧奨退職に乗っかるのも手である。
また、給与やボーナスをもらってから辞める場合、
会社の規則に、いつまで在職していたら支給対象かの記載が
あると思うので、確認してみよう。
ボーナスをもらえる日まで在職して辞めるのも、
ひとつの選択肢である。
さいごに
会社を辞めたくても辞められなかったり、
自分が望む退職日に辞められない人もいる。
それは退職後の生活の不安だったり、
辞めづらい職場環境だったりする。
「このタイミングで辞めたら、
会社に迷惑がかかるな…。」
そう思うと、
退職への一歩が踏み出せないかもしれない。
でも、上司への報告や引き継ぎを考えて、
計画的に退職を進めていけば、
自分のタイミングで辞められるだろう。
もし、会社が辛いのであれば、
退職できずに1年先延ばしすると、
辛い期間が1年延長されることになる。
なので、会社を辞めるという確固たる意志を持って、
まずは自分のことを中心に考えてみよう。
「自分は本当はどのタイミングで辞めたいのか?」
それを見極めてから、
上司への報告や引き継ぎについて考えても遅くはないのだ。