中学生だったある日、自分は「配偶者特別控除」という言葉を覚えた。
※この記事で書かれた控除などの内容は、
自分が中学生当時のものであり、
現在は変わっている可能性があります。
目次
この記事を読むとわかること
・自分が中学生の時に、金融リテラシーを上げるために、
家計管理の本を読んだ体験談。
・その本を読んで、「配偶者特別控除」や「103万円の壁」
という言葉を覚えた。
・中学生では、普段の生活で関係しないジャンルだったため、
それから、家計管理の本は読まなくなった。
・大人になった今、普段の生活に税金などが
身近になったため、金融関係の勉強をするようになり、
簿記やFPの資格を取得した。
・この体験から、普段の生活により身近なもの、
自分事として考えられることが、
勉強の習熟度を向上させるのだとわかった。
1、家計管理の本との出会い
中学生の頃、図書館で自分の興味のある本を
借りて読んでいた。
ある日、いつものように図書館でいろんな本を眺めていると、
家計管理の本があった。
何となく、手にとってみて、パラパラ本をめくってみる。
その本は、家計を守るために、
家計簿のつけ方や税金の知識、
投資銘柄の紹介などが書かれていた。
中学生の自分にとって、お金とは、
「お小遣いをもらって好きなものを買う。」
ということしかなかったので、
この家計管理の本は、全く親近感のないものだった。
でも、なぜか読みたい気持ちになり、本を借りたのだ。
2、「103万円の壁」が存在することを知った
その本のタイトルは忘れてしまったが、
大人になった今ふりかえってみると、
とても為になった本だとわかる。
その本の中で、今でも印象に残っているのは
次のとおりである。
1、家計管理するために、必ずレシートをもらい、
レシートがもらえないところではメモをし、
家計簿に「使途不明金」を書かない。
2、友人とのお食事会の場合、
「食費」ではなく「交際費」に
してもよい。
3、年に医療費が10万円を超えると
医療費控除が受けられる。
4、配偶者の収入額により、「配偶者控除」
または「配偶者特別控除」が受けられる。
控除を受けるためには、年の収入を103万円までに抑える
「103万円の壁」が存在する。
この中で、最も印象に残ったのは、
「103万円を超えてしまうと控除が受けられないから、
うまく調整して働かないとなのか。」
ということであった。
3、「配偶者特別控除」と「103万円の壁」という言葉を覚えて得意気になる!
この本の中で、いろいろなことを知った。
その中で、「配偶者特別控除」と「103万円の壁」
の言葉がなぜか好きだった。
中学生では授業で学ばないであろうこの言葉が
とても新鮮で、響きが良かったという理由である。
そして、なぜか得意気になり、
家族にこの2つの言葉を言って、
どういう意味か嬉しそうに
説明していたことを思い出す。
4、それから、家計管理の本は読まなくなった
家計管理の本に夢中ではあったが、
熱しやすく冷めやすいもので、
しばらくすると、別のジャンルの本に興味を示し、
それっきり、家計管理の本は読まなくなった。
大人になった今ふりかえると、
あの頃は、自分の生活と全然関係ないジャンルだったため、
おもしろい内容だったけど、
どこか他人事のような、雲の上の話のような
気がしていたのだと思う。
「大人になったら役に立つのかも?」
と思っても、関心はそこまで続かなかったのである。
5、大人になって勉強再開!
大人になり、家計管理や税金が身近になった。
そして、起業を目指すようになり、
簿記や金融リテラシーが必要となってきた。
そこで、勉強を再開し、
簿記とFPの資格を取得した。
中学生の頃は遠い存在であった家計管理も、
今では生活に身近なジャンルであり、
自分事として勉強している。
FPの勉強をしている時、
「配偶者特別控除」という言葉が
出てきて、
中学生以来の懐かしい再会に
嬉しい気持ちになった。
6、勉強の習熟度を上げるには、
自分事で身近であるものにする。
中学生でも家計管理の勉強。
大人になってからの簿記やFPの勉強。
この経験から、
生活により密着していればいるほど、
自分事であればあるほど、
実になる勉強ができるとわかった。
例えば、目指す自分の姿があるとして、
それを実現するために必要なことを
勉強する。
これであれば、自分のために、
自分で選んだことを勉強し、
今後の生活に大きく関わることであり、
より一層、深い学びができるだろう。
そんな有意義な勉強ができるように、
・自分基準で自分は何がしたいのか
常に目標を持つ。
・いろんなことに関心を持つ。
このようなことが大切である。
自己成長し、なりたい自分に近づけるように、
前向きな勉強をしよう!