【短編小説】掃除機

掃除機

掃除機のコードでひらめいた!

※この記事は物語を書いています。

タイトル【掃除機】

社会に揉まれ、日々、

長い物に巻かれている自分。

思い切って辞表を出したものの、

これから何を始めよう…。

何もする事がなくお部屋の掃除をする。

掃除が終わり、

掃除機のコンセントを抜くと、

自動的にコードが巻かれて

掃除機の中に入っていく。

これだ!!と思った。

自分は職場で長い物に巻かれてきたが、

長い物に巻かれる事で

掃除機のように役に立つ事があるんだ!!

何かが吹っ切れた。

こうして私は、掃除機メーカーに

入社しました!!

転職なら、転職エージェント!!

【さいごに】

会社という組織に属している以上、

長い物に巻かれざるを得ないことは

よくある。

自分のやり方やペースでやりたいが、

職場はそれを許してくれない。

そんな同調圧力に押し潰されて、

出社するのが嫌になることもある。

最近は、コードレス掃除機や

掃除ロボットのように、

コードのない掃除機が普及している。

だが、「キュルキュル」と、

凄まじい速さでコードが巻かれていくさまを

お目にかかれるのは、

コードの付いた昔ながらの掃除機である。

この物語では、

「自分」と「掃除機に巻かれていくコード」が

同じ境遇だと気づき、

この発見が心の切り替えとなり、

前進することができた。

ちょっとした出来事が、

その後の生活をより良くすることもある。

何も考えずに過ごす時間も大切だが、

物事や出来事に目を向けた生活が

日々の生活が潤ってくるだろう。


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