この記事を読むとわかること
YOASOBIさんの「夜に駆ける」の歌詞を
深く知るには、
原作である「タナトスの誘惑」の小説を読むと良い。
また、続編として「夜に溶ける」の小説を読めば、
より深く知ることができるだろう。
原作小説を読むことで、「夜に駆ける」の歌詞の
ストーリー性、メッセージ性を読み解くことができ、
より好きになっていくだろう。
1、「タナトスの誘惑」とは
YOASOBIさんの「夜に駆ける」。
この曲には原作がある。
それが、「タナトスの誘惑」という小説である。
「夜に駆ける」を初めて聴いた時、
歌詞に壮大なストーリー性を感じた。
当初は、歌詞の意味を理解することはできなかったが、
自分なりに世界観を解釈したり、
天才的な曲と歌が魅力的で、
何度も「夜に駆ける」を聴いていた。
2、「タナトスの誘惑」を読むきっかけ
その「夜に駆ける」の原作である小説があると知り、
その小説を読んでみたいと思ったが、
特にきっかけもなく、今まで読んでいなかった。
今回、小説を読むに至った理由は、
「夜に駆ける」の歌詞を覚えようとすることで、
歌詞の意味と向き合ったからである。
カラオケやギター弾き語りで歌えるように、
歌の練習をしているうちに、少しずつ歌詞を覚えていった。
そして、この歌詞に違和感を多く感じるようになった。
「この気持ちは、誰が主語なんだろうか。」
「これは、何を比喩しているのだろうか。」
ストーリー性は感じるが、1番と2番で歌詞の繋がりが見えない。
1番と2番で別のストーリーなのではないか。
このような違和感が大きくなり、
この歌詞の意味や世界観を知りたくなり、
原作の小説を読んでみるに至ったのである。
3、「タナトスの誘惑」を読んだ感想
「夜に駆ける」を聴いた上で、
その小説の内容はこのような話だろうと、
何となく想像していた。
だが、自分が想像したものとは大きく違っていた。
歌詞を見てもわかるように、「タナトスの誘惑」には
「僕」と「君」の2人が登場する。
この2人のお互いの想い、
月日を重ねて変化していく想い、
最後に、自分の想いに気づいて、そして・・・。
「僕」と「君」。
周りがどう感じるかはわからないが、
2人が幸せであれば、それでいいと思う。
ただ、2人は幸せなのかどうか、
解釈で意見が分かれるだろう。
恋愛がテーマだとばかり思っていたが、
恋愛以外にもテーマがあり、
そこが衝撃的だった。
それと同時に、今まで違和感だらけだった歌詞の意味が
しっくりとわかるようになり、
歌詞のストーリー性を理解し、
1番と2番の歌詞がしっかりと繋がったのだ。
4、続編「夜に溶ける」がある
また、「タナトスの誘惑」の続編として、
「夜に溶ける」という小説がある。
「夜に溶ける」を読むと、
「タナトスの誘惑」をより深く理解できるだろう。
また、「夜に駆ける」の歌詞の意味も、
より明確になっていくだろう。
「タナトスの誘惑」。「夜に溶ける。」
どちらも5分くらいで読める短い小説だが、
その中にこれだけの世界観や複雑な心情が
描かれていて圧倒された。
気になる人は読んでみるといいかもしれない。
まとめ
歌にはメッセージ性があるものがある。
「夜に駆ける」は原作である小説から作り上げたものだけあり、
より深いメッセージを読み解くことができた。
歌には、
「曲がめっちゃ良い!」や、
「歌がめっちゃ良い!」や、
「歌詞がめっちゃ良い!」という点で、
その歌に魅了されることがある。
歌詞の意味がよくわからなくても、
曲や歌がめっちゃ良いから、
その歌が好きになることがある。
それが、「夜に駆ける」を聴いた当初の自分である。
今回の記事のように、歌詞の意味を知ることで、
その歌を深く知り、音楽がまた一段と好きになることがある。
「夜に駆ける」以外にも、良い歌なんだけど、
歌詞の意味をよく理解してない歌がいくつもある。
好きな歌の歌詞を調べてみるのも、
新たな発見ができたり、ワクワクできたり、
より楽しいかもしれない。