いつもいるから当たり前に思うけど、
とっても恵まれている。
前回の記事では、
自分が長い距離を歩き旅でチャレンジした体験談を書いた。
※「8時間で34キロ歩いた体験談」はこちら。
その時に感じたこと。
それは、太陽のありがたみであった。
夜明け前。
外灯と自分が持っているライトで暗い道を歩いている。
ふと、空の一部が白っぽくなっているのに気が付く。
あれは、東の方角にある空。
もうしばらくすると、
あの辺りから太陽が昇ってくるのだと気がついた。
時間が経つにつれて、白っぽい部分が広がっていく。
赤っぽい色にもなっていく。
太陽はまだ見えてないけど、
東の空は少しずつ明るくなっていく。
反対側の西の空を見ると、
依然として真っ暗である。
東の空はもうすぐ朝がやってくるけど、
西の空は夜なんだな。
いきなり朝になったり夜になったりするのではなく、
こうやって少しずつ明るくなったり暗くなったりして、
1日が流れていくんだな。
小学校の理科の授業で習ったと思うけど、
こうやって目の当たりにすると、
何とも言えない感動を覚える。
東の空がずいぶん明るくなってきたなと思うと、
太陽が顔を出している。
日の出だ。
これが希望の朝なのかな。
長い時間、ずっと光を失った夜だったが、
とわに眠っているように思えた太陽も、
こうして自分の前に昇ってくるんだな。
こうやって1日が始まるんだな。
空全体が明るくなった。
西の空はまだ夜だった。
でも、もう少ししたら、
西の空も朝になっていく。
朝になり、人通りや車の量が増える。
朝になり、人の活動が始まっていくんだな。
そして、太陽の光が温かい。
太陽の優しいぬくもりに包まれて、
安心感に包まれていく。
歩き続けて、昼間になる。
希望を与えてくれた太陽は、
今や南の空高く昇っている。
東から顔を出し、
南に昇っていき、
西に沈んでいく。
これも、小学校の理科の授業で習った。
こんなにも太陽を見ながら歩いていると、
太陽とともに1日を過ごしている感じがして、
太陽のありがたみ、恵まれていることに気がつく。
別に今日に限ったことではないけれど、
いつもそこにいるから、
それが当たり前に感じてしまうけれど、
太陽ってありがたく、恵まれている。
34キロ歩いてみて、
太陽のありがたみを改めて実感できて嬉しかった。
途中リタイヤしたため、
南に昇った太陽が西に沈んでいくところは
見なかったのである。
今度、改めてチャレンジする時は、
歩いて帰省したいと思うし、
日の出から日の入りまで、
太陽を見守っていきたいと思う。