業務を改善することで、1つの仕事にかかる時間が短くなり、生産性を上げることができる。
それは自分が担当する業務だけでなく、自分が所属する部署全体にもいえる。
部署で共通してやっている業務、多くの人が時間がかかり苦戦している業務、そこを改善することで、大幅な時短となり、効率的に仕事が回るようになるのだ。
例えば、業務改善をした結果、以前よりも1週間で30分短く仕事が終わるようになったとする。
その業務をしている人が6人いた場合、30分×6人で3時間になる。
部署全体で1週間で3時間の時短が実現するのである。
このように考えると、部署全体での業務改善をする方が、効果は圧倒的に大きい。
ただ、自分の担当業務だけの改善に比べると、部署全体は大変である。
改善するまでの準備や仕組みづくりで余計な仕事が増えてしまうだけでなく、改善案に反対する職員も出るかもしれない。
また、統一した対応ができるように情報共有をしたりマニュアル作成が必要になることも。
そのため、多くの職員が改善に賛同して協力してもらえるように、日ごろから業務改善について話したり関係性を築いていくことが大切である。
部署全体での業務改善は実施するのが大変だが、うまくいけば大幅な時間短縮や仕事の質が向上できる。
まずは、どの業務が大変で時間がかかり、どうすれば改善できるかを部署の中で話してみるところから始めてみるといいかもしれない。

