遊びが終わったら、子どもがおもちゃを箱の中にしまうように促す。
この時、「おかたづけしようね」と、片付けに「お」をつけて言うだろう。
また、片付けには後をつけて、「後片付け」ともいったりする。
おもちゃを片付けるのは、箱からおもちゃを出して遊んだ「後」になるので、後片付けという言葉が生まれたのだろう。
これがもし、箱からおもちゃを出す「前」であると、箱の中におもちゃが入っている状態なので、片付けをする必要がないのだ。
そのため、片付けは何かをした後になる。
物理的に何かをする前に片付けることはできないが、片付けを想定して何かをすることはできる。
片付けを想定して、おもちゃ箱からおもちゃを出す。
後で片づけやすいように考えて、おもちゃを置く場所を決める。
片づけのことまで考えて何かを始める。
これは、おもちゃに限った話ではなく、仕事でも同様である。
例えば、部署異動を想定して書類や備品を日頃から整頓しておく。
引継ぎをしやすいように、業務をまとめておく。
このように、後片付けだけでなく、「何かをする前」や「何かをしている最中」に片づけることができないかを考えることで、最後までスムーズに進めることができるだろう。


