※第1話「最初のドロバチの巣との出会い」はこちら。
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※第2話「ドロバチの巣立ちを待って春を迎える」はこちら。
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ドロバチの巣に新たな新展開が!!
ベランダに出ると、いつもドロバチの巣がある。
去年の夏に巣がつくられて、その時に巣の中にいたであろうドロバチの赤ちゃんは無事に巣立ったのかは未だにわからないままだった。
そんなある日、いつものようにベランダに出てドロバチの巣の方に目をやると、
新たな新展開が待っていたのだ!!
1番下にある穴は親バチの巣への出入り用であり、最初からあったものである。
が、しかし、新たにたくさんの穴ができていた!
数えてみると、新たにできた穴はなんと10個もある!
これはいったい誰が何のために開けた穴なのだろうか?
巣の中はいったいどうなっているのだろうか??
既に巣立っていて空っぽなのか?
それとも、まだ子バチはこの巣の中にいるのか?
真相は解明されず、ただ穴だらけのドロバチの巣を眺めることしかできなかった。
10個の穴の正体を推理してみた!
ネットで調べてみたが、複数の穴ができる原因については情報が出てこなかった。
ここで、去年の夏からドロバチの巣を見守っていた自分が、この穴の正体を推理してみた。
➀10匹のドロバチの子が巣立った。
巣の中にいるドロバチの赤ちゃんが成虫になり、春になると巣立っていく。
通常はドロバチの巣には穴がない状態だが、子バチが巣立つ時に穴を開けるのだ。
10個も穴があるということは、10匹の子バチが巣立ったのではないだろうか?
だが、ミツバチやスズメバチと違い、ドロバチの巣にいるのは1匹だけである。
かといって、1匹の子バチがわざわざ10個の穴を開けたというのも考えにくい。
となると、穴を開けたのは子バチではないのだろうか・・・?
➁外敵が巣の中にある虫を食べようとしていた。
外敵である鳥がくちばしで穴を開けたのではないだろうか。
ドロバチの巣には、親バチがマヒさせた虫を巣の中に入れる。
子バチが巣の中で虫を食べられるようにするためである。
「ドロバチの巣 = 中に虫がいる」
ということを知っている鳥が、虫を食べようとして巣を襲撃しようとしたのではないだろうか。
ベランダには、最近のものと思われる鳥のフンの跡があったため、ここに鳥がいた可能性は高い。
手当たり次第に鳥がくちばしで巣の中を突っついたため、10個の穴ができたのではないだろうか?
巣の中にいた虫は、春には子バチが食べ尽くしているだろうし、巣立ってしまえば巣の中はからっぽである。
なので、もし鳥が襲撃したとしても、巣に穴が空いただけで、巣の中の被害はなかったと思われる。
心配なのは、子バチが巣立ったのかどうか。
本来であれば、春になってドロバチの巣に穴ができていたら、子バチが巣立ったとわかる。
だが、このベランダにできた巣は、去年の夏から穴が1つ空いたままなのだ。
そのため、春になったが、はたして子バチが巣立ったのかどうかがわからないままである。
そして、今回、新たに10個の穴ができるという新展開であった。
10個の穴の真相も気になるところである。
だがそれよりも、
・子バチは巣立ったのか?
・もしまだ巣の中にいるとしたら無事でいるのか?
このことが心配でならないのである。
子バチは巣立つ時期はとっくに迎えているため、巣の中は空っぽである可能性は高いとは思う。
そして、巣立った巣はまた使われることはないので、そろそろ巣を取り除いてもよさそうではある。
巣を取り壊せば、子バチが巣立ったのかどうかもわかるだろう。
だが、もしまだ子バチが巣立ってなくて巣の中にいるとしたら・・・。
今日も、ただ見守ることしかできない5月の出来事である。