その一言で、人は安心して行動できる。


どうにかして、ここの場所までたどり着いた。

勇気を持ってドアを開ける。

そこにいる店主に聞いてみると、残念なことに、ここではやってないとの回答。

披露困ぱいであり、もう諦めようかとも思った。

その時、店主が、「隣町にあるお店ならやってもらえるよ。」

と教えてもらえた。

正直、「もういいかな・・・。」と思ってきた。

だが、店主は続けた。

「これから行くなら、私の方からあのお店の店主に電話して下話をしておくよ。

もしあれなら、名前を伝えておこうか?お名前教えてもらってもいい?」

この一言が、「私の方から電話して下話をしておくよ。」の一言が、

あるかないかでは雲泥の差となりうる。

あのお店に行くか行かないか、

行く気になるかならないか、

これは雲泥の差である。

ただでさえ、行きづらさを感じるのに、

勇気を持って訪ねてみて、最初から説明をして、

うまく伝わらなかったり、冷たくあしらわれるかもしれないし。

でも、こうして下話をしておいてもらえると非常に助かる。

尋ねる前から事情を大方汲み取ってもらえているし、

ここの店主からの紹介のような感じで、後ろ盾があるようで、

訪ねていく勇気が出てくる。

もし、「あのお店ならやってもらえる。」と教えてもらえただけだと、

選択した道は変わっていたかもしれない。

「電話して下話をしておいてあげる。」

こうしたひと手間が、神対応なんだなって思った。

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