ガソリンスタンドの
「はじめにタッチ!」
ガソリンスタンド。
セルフの場合、
最初に静電気除去シートに触れるところから始まる。
これは、ガソリンを補充する際に、
静電気を放電してしまうことで、
事故が発生するのを防ぐためである。
「はじめにタッチ!」
のように、
最初に何をしたらいいのかの
案内があることが多い。
この「はじめにタッチ!」というのは、
ガソリンを入れる工程において、
スムーズに行うのに
非常に役立っているだろう。
ガソリンスタンドのセルフをするのが
慣れてない場合、
「先にお金を入れるのか?」
「レギュラーはどのホースなのか?」
「そういえば車の給油口開けたっけ?」
「何ℓ入れるかな?
1,000円だけ入れるとかできるのかな?」
など、いろんなことが頭に浮かび、
何から始めればいいか混乱するかもしれない。
でも、
「はじめにタッチ!」
の案内を目にしたらどうだろうか?
(まずはここにタッチすればいいのか!)
と、最初の行動がわかる。
タッチした後、
「次は何かな?」
と順を追ってやろうと冷静になれる。
また、タッチという最初の行動をしている中で
この場に慣れてきて、
流れがつかめてきて、
スムーズに給油することができるのだ。
最初の行動がわかれば、
とっかかりやすいものね!
最初の道しるべを伝えることの大切さ。
ガソリンスタンドの「はじめのタッチ!」は、
最初の行動がわかることで、
冷静にスムーズに給油をこなすことが
できると述べた。
ただ、
「ガソリンを入れるだけなのに、
【はじめにタッチ!】がなくても
変わらないのでは?」
と思うかもしれない。
たしかに、「はじめにタッチ!」
の効果が小さいだろう。
でも、
「はじめのタッチ!」→「最初の行動がわかる」
という流れがヒントとなり、
あらゆることをスムーズにするのに、
大いに役立つと考えられる。
わかるのは最初の行動だけ。
それでも効果は大きいのよ!
料理教室での例。
料理教室を例に出してみよう。
例えば、
今日はオムライスをつくるとする。
オムライスの工程をレクチャーし、
「では、やってください!」
と、生徒がそれぞれ作業を始める時になった。
この時、生徒の中では、
(いろんな工程があってよくわからない。
何から始めればいいんだ!)
という心の悲鳴が出ているかもしれない。
ここで一言。
「まずは玉ねぎのみじん切りをしましょう!」
とか、
「最初に、そこにある炊飯器を使って、
お米を炊きましょう!」
というように、
最初のステップを伝える。
この一言により、
生徒の不安感がある程度解消され、
最初の工程をやっていく間に、
この後の流れが頭の中で浮かんできて、
理解度が増した状態で料理に取りかかれるのだ。
戸惑ってしまうのは、
最初のステップだったりするよね。
最初に動き出せば、
後は勢いで、
止まらずにできたりすることもあるよね!
まとめ
「最初に何をすればいいか?」
この最初の行動を伝えることで、
スムーズにこなすことができる。
これは、最初の行動がわかることで、
落ち着いて考えることができ、
最初の行動をしていく中で、
その場に慣れてきたり、
全体の流れが見えてくるからである。
「まずは最初にこれをする。」
この一言を伝えるだけで、
その効果は大きいのである。
ぜひ、工程が複雑だったり、
わかりづらい時には、
「最初の行動を伝える」
という、
ちょっとした気遣いを実践してみよう!
最初の一歩が難しく感じるのなら、
最初の一歩だけ導いてあげよう!