母子同室をした体験談


出産後の退院までに、
母子同室で過ごすことができる病院がある。


この記事では、
自分が実際に母子同室で過ごした体験談を紹介していく。





出産後、赤ちゃんやママの健康状態を確認し、
大丈夫だと認められて退院になる。


退院するまで、

母子が一緒に過ごす部屋。


それが「母子室」である。



病院によっては個室になっているところもあるが、


自分が体験したのは、
4組の母子が入れる大部屋タイプの母子室であった。


ちなみに「母子室」と部屋の前に書いてあったが、

自分が入った母子室では、

ママと赤ちゃんだけでなく、
パパも母子室に入ることができた。


そのため、
パパとママと赤ちゃんの3人で
母子室に入ることにしたのだった。





母子室に入る前は、

「いきなり赤ちゃんとの家での生活。
ちゃんとやっていけるだろうか?

どんなふうにやっていけばいいのか?」

という、退院後の不安が大きかった。



母子室に入ることで、
その不安を軽減させ、
退院後にスムーズに適切に
育児ができるようになったのだ。



赤ちゃんと長時間一緒にいることで、
1日の流れが見えてきて、
イメージできるようになる。



そして、どうすればいいかを自分で考えて、
赤ちゃんの様子や前後の流れから
判断できるようになる。




例えばミルクの時間は、
こんなふうに考えるようになった。


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さっきミルク上げたのが午前5時。


今度のミルクは、
3時間の午前8時頃を目安としよう。


その前に泣いていたら、
前回のミルクから2時間30分後(午前7時30分)
になったらミルクをあげよう。


逆に、スヤスヤ寝ていたら、
前回のミルクから5時間を空けないようにするため、

前回のミルクから4時間後(午前9時)から
4時間30分後(9時30分)くらいには、
赤ちゃんを起こしてミルクをあげるようにしよう。



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時間で判断するほかに、


「前回のミルクの量がいつもより少なかったから、
今度は2時間後くらいにミルクをあげるようにしよう。」


「ここ数日、この時間帯はミルクを頻繁に欲しているから、
ミルクの量を多くして、
頻度は変わらず3時間おきを目安にしよう。」


と、赤ちゃんの様子や前後の流れから、
何時にどのくらいの量のミルクをあげるのがよいか
考えて、判断する力がついてくるのだ。





夜寝て朝起きる生活をしている人は多いと思うが、
母子室では、赤ちゃんのペースに合わせることになる。


深夜帯でも、3時間ごとを目安にミルクをあげるのだ。
ミルクをあげた後に赤ちゃんが寝てくれればいいが、

泣き続けてしまうこともある。


オムツを替えても泣き止まない。
抱っこして、粘り強く揺すってみたりして、

ようやく泣き止んで眠ってくれた。

授乳器などの洗浄や消毒などでも
時間がかかり、

「次のミルクは2時間後くらいか。
それまで仮眠するか。」

と、短い時間で寝ては起きるのだ。

赤ちゃんのリズムに合わせていく。



うっかり寝てられない。

これは、体力的にも、精神的にも、
しんどい
ものを感じた。

赤ちゃんはかわいいんだけど、
やっぱり育児って大変なんだなって、
身に染みて思わせれるのだ。






母子室に入る前、
「はたして母子室でやり通すことができるかな?」

という不安が大きかった。


母子室での説明を看護師さんから受けている時、


「母子室でやってみて、途中で【もう限界かも?】
って思ったら、看護師さんを呼んでください。

例えば、5時間くらい赤ちゃんをこちらで預かって、
パパとママは休憩してから再開してもいいし、


今日はここまでということで、
一旦やめるのでも大丈夫ですよ。」


と、看護師さんが話してくれた。




「絶対に母子室でやり遂げないとならない!」

って、最初は思っていたけど、



「初めてのことだから、
しんどくなったらそこでやめて、

一度仕切り直し手、
また今度、母子室に入る。

そうやって、少しずつやっていってもいいんだ。」



そのように思えることで、
プレッシャーがなくなっていき、


身軽な気持ちで母子室で過ごすことができ、
その結果、無事にやり通すことができたのだ。





母子室は、出産後に退院するまでに、
ママと赤ちゃん(自分の病院ではパパも)が
一緒に過ごすことで、

不安を軽減させ、
退院後にスムーズに家での育児をできるようになる。




実際に体験してみて、

1日の流れがイメージでき、

赤ちゃんの様子やミルク量などの状況から考えて、
パパやママが自分で判断できるようになった。



そのおかげで、
退院後の家での生活も、

母子室でやったことを思い出し、
さほど戸惑うこともなく
育児をすることができた。


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