税金を正しく納めて、
信頼を取り戻すよ!
この記事を読むとわかること
・「お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!」は、
税理士の大河内薫さんと
漫画家の若林杏樹さんが書かれた本である。
・この本は、フリーランスの人が税金の正しい知識を身につけて、
損せずに正しく納める方法を教えてくれる本である。
この本の感想
この本は若林杏樹先生が描かれたマンガが多くあり、
非常に読みやすく、楽しく勉強することができる。
また、ぶっちゃけポイントがあり、
ネット検索してもよくわからなかったことを
税理士のプロが教えてくれるのだ。
特に、自分が勉強になったところは、
次のとおりである。
①開業前の支払いも経費になることがあるから、
レシートは保存する。
これは、知っているかどうかで、
大きな差がつくだろう。
フリーランスになると、
仕事で必要な支払いは経費になることは、
多くの人が知っているだろう。
では、フリーランスになる前に支払ったもので、
仕事で必要なものはどうだろうか?
「それは経費にならないでしょ。」
と思う人もいるだろう。
自分も最初はそう思っていた。
だが、実際は、
「開業費」として経費になることがある。
だから、開業前も開業後も、
領収書やレシートは大切に保管しておこう。
➁収入から経費と控除を抜いた課税所得に対して税金がかかる。
所得に対して所得税がかかる。
そして、そこから住民税が計算される。
ここでいう「所得」とは、収入(売上金)のことではない。
収入から経費を除く。
そして、さらに控除を除く。
その残ったものが課税所得となり、
それに対して税金がかかるのだ。
なので、経費にできるものは経費にして、
受けられる控除はちゃんと受けよう。
そうすることで、
税金で損することを防ぐことができる。
➂住民税は前年分が請求くるから、退職後直後は住民税分の貯金が必要。
所得税と住民税は納めるタイミングが違う。
会社員ならば、所得税は当月分が天引きされる。
住民税も天引きされるが、
それは、前年の所得に対してかかっているのだ。
会社員では、そのことはさほど気にならないだろう。
だが、退職直後にそのことを痛感するかもしれない。
退職して収入がガクッと減ったとしても、
前年の会社員時代の収入に対して住民税がかかるのだ。
会社員ならば給料から天引きされるものが、
住民税の請求書がやってきて、
「住民税、高い!」と悲痛の叫びを上げてしまうのである。
退職しても、前年の住民税を支払う必要があるので、
それを払うことも考慮した計画を立てるといいだろう。
➃フリーランスの老後対策として、
国民年金基金と付加年金がある。(併用不可)
フリーランスは会社員に比べて、
もらえる年金が減ってしまうことがある。
そこで、フリーランスの年金対策として、
「国民年金基金」や「付加年金」がある。
どちらも銀行に預けるよりも効率良く資産運用ができるのだ。
自分が考えるに、
年齢関係なく働けるフリーランスという働き方自体が
老後対策になると考える。
年を取っても、ある程度の収入が入ってくれば、
それだけで精神的に安定するし、
「年金+収入」で暮らしていくこともできると考える。
➄フリーランスには退職金はないため、
小規模企業共済や確定拠出型年金(イデコ)がある。
(同時に入れる)
フリーランスには退職金がない。
その代わり、退職せずに生涯現役で働くことができる。
退職金の代わりとして、
「小規模起業共済」や「確定拠出型年金(イデコ)」がある。
こちらも老後対策として活用するといいだろう。
⑥税金を納めることで信頼を取り戻せる。
フリーランスになると、信頼が得られないことがある。
クレジットカードの審査が通らなかったり、
家を借りれなかったりする。
会社員に比べると、信頼されていないのである。
そこで、正しく税金を納める。
フリーランスとして、
しっかり税金を納めれば、
「この人は、ちゃんと収入を得て、
税金を納めている。」
と、人から認知され、
信頼を取り戻すことができるのだ。
さいごに
フリーランスになることへの不安はいろいろある。
その1つとして、
税金のことをよくわかってないのに、
フリーランスになって、ちゃんと確定申告できるのか、
税金とうまく付き合っていけるのかというのがある。
税金は、正しい知識を身につけることで、
不安を取り除くことができる。
「税金、こわい!!」
と、身構えて逃げ回るのではなく。
知っていこうとすることで解消される。
フリーランスになる不安は、
勉強や行動で乗り越えることができるのだ。
フリーランスになるという変化に恐れないために、
向上心を持って向き合っていこう!!