人事部が「この人を異動させてあげたい！」
と思える異動希望を書こう！

この記事を読むとわかること

・部署を異動したいのであれば、
異動希望制度があるか確認しよう。

・異動希望は通らないこともある。

・前向きな理由の方が共感してもらいやすい。

・事情がある場合は根拠となるものを
添付するのも有効である。

１、部署を異動したい！

「今の部署を異動したい。」

そう思ったことがある人も
いるのではないだろうか？



その理由はさまざまである。


・自分が得意な仕事、やりたい仕事ができる部署に移り、
ステップアップをしたい。

・同じ部署に長年所属していてマンネリ化しており、
新しい部署で変化のある仕事がしたい。

・自宅から遠い支社にいるので、
自宅から近い本社で勤務をしたい。

・業務が多忙で残業や休日出勤があるので、
残業のない部署に移りたい。

・劣悪な人間関係であり心身が疲弊しているので、
とにかく今の部署から離れたい。


場合によっては転職した方が、
根本的な解決になることもあるだろう。


この記事では、転職活動よりも気軽に取り組むことのできる、
「異動活動」について書いていく。

２、会社に異動希望制度は
あるか？

異動したい場合、自分の会社に「異動希望制度」が
あるかどうか確認しよう。


会社によっては、異動希望が出せる期間が決まっていることもある。
その期間を逃してしまうと、
異動希望出せるのがさらに１年後になってしまう。


また、異動希望制度というものがなかったとしても、
人事部に申し出ることで、異動させてもらえる場合もある。


いずれにしても、自分の希望で異動できる手段はあるのか、
しっかり確認しておこう。

３、異動希望が
通らないこともある。

当たり前だが、異動希望を出しても異動できなかったり、
自分が希望しない部署に異動になってしまうこともある。

異動希望を多くの人が出していると、
人事部はどこの部署に誰を配置するか熟慮し、
誰の希望を優先するか決めなくてはならない。

そうなると、異動希望どおり異動できる人は
一部になってしまうだろう。

４、前向きな理由を書こう！

異動したい理由は、なるべく前向きな理由にしよう。

もし、ネガティブな理由だと、
人事部に共感してもらえない可能性がある。

例えば、
「今の部署で業務をこなすのが大変なため、
余裕のある部署に異動したい。」
という理由を書いたとする。


すると人事部は、

「どこの部署も忙しいのにな。
別の部署に移って慣れない業務になったら、
さらに忙しくなってしまうかもしれない。
この人は異動させない方がいいだろう。」

このような判断が下されるかもしれない。



それよりも、
「自分の得意分野を活かしたい！」とか、
前向きな理由の方が、
人事部に共感してもらえるだろう。

５、事情がある場合は根拠となるものを添付しよう！

例えば、今の職場での人間関係が劣悪であり、
心身ともに疲弊しており、
今すぐにでも異動したいとする。


異動希望にその事情を書くだけでなく、
心療内科で書いてもらった診断書を添付すれば、
人事部に深刻さが伝わるだろう。

また、診断書のような書類がなくても、
上司や人事部に相談した内容を書いたものを
添付するのでもいい。


ただ、「人間関係が辛いから異動したい。」

ではなく、

「人間関係のことで心療内科に通っており、
医師からも今の部署を異動するようにと
言われている。詳細は添付した診断書のとおり。」

と書いた方が、客観的な根拠もあり、
説得力があるだろう。

さいごに

「この会社に入って、こんな仕事をしたい！」


そう思って採用試験に臨み、
見事に入社できた人もいるだろう。


だが、希望する部署に入れず、
苦手な仕事をしている人、

やりたい仕事ができても、
職場環境が悪くて体を壊してしまう人、


望んでいたように働けていない人も
多いと思われる。



そんな時は、希望の部署に異動する方法は
あるのかを調べてみよう。


また、自分に心身に危機迫る状況であれば、
異動希望制度の有無に関係なく、
すぐに異動させてもらえるように、
上司や人事部に相談しよう。


自分が働ける場が、
自分を苦しめる場にならないように、
働きかけよう。

今の部署で改善しようとしても、
自分の努力だけでは、解決しないことだってある。



上司や人事部に相談することで、

今回の記事にあるような部署異動だったり、
席替えや係替え、状況によっては休職したり、

何か道が開けることもある。


少しでも良い環境で働けるヒントに
なれば幸いである。