「自分は転職できないだろうから、この会社で定年までしがみつくしかない。」
同じ会社で長く勤めている人ほど、このように思う傾向にある。
たしかに、自分の年齢やスキルや経験で、転職が難しい求人も企業もたくさんあるだろう。
しかし、実際に転職活動をやったわけでもなく、先入観で「自分は転職できない」と決めつけている人も少なくない。
また、転職しなくても、現職で有意義にやっていけるのなら、そこで勤め上げるのもいいだろう。
問題なのは、この会社にしがみつくという姿勢である。
これだと、どんなに不満があっても耐え忍んで同じ会社で働き続けるしかないからである。
残業時間が長く、休日出勤が多くても、この会社しかないので我慢する。
職場が原因で心身に不調が出ても、この会社しかないので我慢する。
この会社で働き続けるしか選択肢がないため、会社や上司の顔色を見ながらやっていくしかない。
もし、転職に目を向けて転職活動をしていれば、「他の会社でもやっていける!」という気持ちになり、会社からの過剰な要求を断ったり、自分の信念で仕事を進めることができるだろう。
転職できないからこの会社にしがみつくのではなく、
転職できるかどうか求人を見たり、転職エージェントに相談してみよう。
結果的に転職しなかったとしても、転職という新しい選択肢が増えることで余裕が生まれ、少しは自由な働き方ができることだろう。

