転職したい。
そう思う理由の1つで、キャリアアップがしたいという人もいる。
転職することで現職ではできなかった経験やスキルを磨くことができ、自分が思い描くキャリアアップができるかもしれない。
転職は1つの通過点ではあるが、転職をきっかけに新しい職場環境で自己成長できることも。
ところが、転職をしてもうまくいかないこともある。
「あの業界でこんな仕事をしたい。」という希望があっても、その条件に合う求人が少なく、応募しても不合格になってしまう。
そこで、受かりそうな求人に応募して無事に内定して入社できたのはいいが、実際に働いてみると現職と大して変わらずキャリアアップできないケースもある。
どのようにキャリアアップしたいか?
その条件によっては厳しい挑戦になることも。
そこで、戦略的に転職活動をするのも1つの手である。
例えば、異業界で今と違う職種に転職したい場合、実務経験やスキルが足りないため、良い求人があっても受かるのが非常に難しいかもしれない。
そうした場合は、異業界で「現職と同じ職種」の求人に応募する方法がある。
これで転職できた場合、希望していた業界には行けたが、やりたい職種ではないだろう。
ただ、転職先の企業で実務経験を積むことで、業界の関連職種の業務全般に詳しくなり、現場目線であらゆるものを吸収できるだろう。
「自分がこの職種だったら、このような提案をして、あのように進めていきたい。」
と、現場感覚も研ぎ澄まされてくる。
こうして、その企業で経験やスキルを身についたら、元々希望していた職種への部署異動を申し出るのはどうだろうか。
もしそれができないのであれば、今度は同じ業界で希望職種を募集している企業へ応募する。
ここで2回目の転職となるのだ。
1回目の転職活動期間も含めると、3~5年くらいかかっていると思うので、これは長期の転職プロジェクトである。
1回の転職では難しかったため、2回の転職で希望業界と希望職種を実現させる。
とても根気強くやっていかなくてはならず、「早く転職活動を終わらせて、良さそうなところに転職したい」という気持ちでは到底難しいだろう。
転職をするのは、転職をして叶えたい夢があるからである。
その夢を叶えるにはどうすればいいか、戦略的に転職活動を進めていこう!!